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2015年02月26日

無修正・ノーカット

無修正・ノーカット
※画像はイメージです。


2/24(火)、物欲41号は業務多忙につき日付が変わって深夜1時頃に帰宅しました。


すると、テーブルの上にキャンプ道具にしては小さい段ボール箱が置かれていました。
本日届けられたとのこと。

物欲41号はその中身が何であるか知っています。
ムフフなモノです。


でも15号の手前、さほど関心の無いふりを装いながら、軽めの夕食を摂ります。


もう遅いので、15号は先に寝ます。

「おやすみ」

15号が寝室に入ったことを確かめた41号は、はやる気持ちを抑えながら、なるべく音をたてないように開封します。






いや~ん、コレ、コレ♪



無修正・ノーカット


REAL BAND -1st OPTION 30th Anniversary Edition-

バービーボーイズのデビューアルバムである「1st OPTION」をリマスタリングしたものです。
デビュー30周年を記念してリリースされました。
高品質(Blu-spec CD2)規格だそうですが、そこはさほど重視していません。
なお、収録曲はオリジナルと全く同じです。

公式な発売日は2/25ですが予約していた物欲41号のもとには前日に届きました。



キャンプ仲間の中にも「バービー聴いてたよ」という人はいますが、アメトーーク的に言うと「バービーボーイズ芸人」、この世界なら「バービーボーイズキャンパー」として物欲41号に匹敵するのはyav4さんくらいしか思い浮かばず(CAMPHOLICでお馴染みのゆったんもかなりイイ線行ってます)、リアルな場面で心ゆくまでバービーについて語る機会はなかなかありません。


そこで、この場を利用してバービーについて語ってみたいと思います。
本気になればバービーの話題だけで毎日ブログを書けるほどの熱量を持ち合わせていますが、一応本来はキャンプブログなのでここではほんのさわり程度に留めておきます。
皆さん、物足りないことこの上ないでしょうが、どうかご承知おき願います。



さて、この「REAL BAND」には前出の「1st OPTION」だけでなく、デビュー約1年後となる1985年9月29日に渋谷公会堂で行われたライブ音源も付属しています。
無修正・ノーカット

このライブ音源は長い間アナログテープの状態でレコード会社に眠っていたもので、まるっとリリースされるのは今回が初めてとなります。
(「翔んでみせろ」「あいさつはいつでも」など一部の楽曲は単品でアルバムや12インチシングルに収録されたことはあります)



このライブアルバムが「無修正・ノーカット」なのです。



なぜ「無修正・ノーカット」をそんなに強調するのか?

アーティストによってはライブで演奏したパートの一部を、後から差し替えることがあります。
例えば、ある曲のギタープレイにミスがあった場合、その部分を後からスタジオで演奏し直して、ライブ音源に重ねるという手法です。

しかし「REAL BAND」にはその手の差し替えは一切ありません。
実際、トラブルでギターの音が出ていない場面もありますが、それもそのままの状態で収録されています。

それ故に「無修正」なのです。



また一般的に、ホールクラスの会場での演奏時間はたいだい2時間くらいですが、それをそのままライブアルバムとして発表するアーティストは滅多にいません。
たいていはその中の何曲かを選んで収録するものです。

しかし「REAL BAND」は演奏された全曲はもちろんのこと、曲と曲の間のMCまでもが収録されています。
バービーフリークの間では有名な、KONTAの旧約聖書にまつわるMCも全部聞くことが出来ます。

それ故に「ノーカット」なのです。




時刻は午前2時。

限られた時間の中でこの2枚のアルバムのどちらを先に聴くか?
どちらも楽しみであることには違いありません。

1つは、過去にCDが擦り切れるほど聴いてきた「1st OPTION」。
もう1つは、30年の時を超えて今回初めて世に出た渋公でのライブ音源。

無修正・ノーカット


41号は悩むことなくライブ音源をチョイスします。
美味しそうなものは先に食べるタイプです。


本来なら爆音で聴きたいところですが、時間も時間なので、ケータイに取り込んでヘッドフォンで聴こうと思います。
41号のケータイにはウォークマンが内蔵されているので、なかなか良い音で聴くことが出来るのです。





CDの取り込みが完了してもすぐには聴きません。
一旦風呂に入り、身と心を清めます。


風呂から上がるとブローもそこそこにヘッドフォンを装着し、満を持してPLAYボタンをタップします。





オープニングSE「男と女」が流れます。
これはバービーのライブでの定番のSEです。

「男と女」と言われてもピンと来ないかもしれませんが、耳にすれば「あぁ、この曲か!」と思われる方も多いと思います。

コ~ノ~ヌォワ~   ダバダバダ ダバダバダ~
シャ~ントェ~トゥ~ ダバダバダ ダバダバダ~


いいえ「違いがわかる男」のヤツではありません。

カンヌでグランプリを獲った古いフランス映画「男と女」の主題歌です。






1曲目「帰さない」のイントロが鳴ります。



まずその音質の良さに驚きました。


アナログテープに収録され、約30年経った音源です。
今回のリリースにあたってはもちろんハードディスクに取り込んでからミキシング作業が行われていますが、元が元なので正直なところ音質には期待していませんでした。

ところが、ビックリするほど音がいいのです!
1つ1つの楽器がクリアに聴こえ、かつガツンと来るダイナミズムがあります。
これはミックスを担当した日本を代表するエンジニア:渡辺省二郎氏の手腕によるところが大きいと思われます。



付属しているブックレットを読みながら聴き進めていきます。
なお、このブックレットには宮藤官九郎やOKAMOTO'Sのハマ・オカモト(ダウンタウン浜ちゃんのご子息)が寄稿しています。
それ以上に驚きなのが、メンバー全員のコメントも掲載されていることです。



しばらく聴いていて、41号は思いました。




なんじゃこりゃ!!




そりゃライブテイクなのでそこそこミストーンもあります。
でもそれらも含めてとんでもないエネルギーと切れ味なのです。
デビューして1年程度、年齢も20代前半と若いバンドがこんな演奏をしていたのか。



41号はどうしてもイマサのギターを耳で追ってしまいますが、ドラムのコイソとベースのエンリケが生み出すグルーヴはタイトであり骨太で、3人が紡ぐ性急でスリリングなアンサンブルに乗っかってシャウトするコンタと杏子のヴォーカルからはエネルギーが溢れています。



この人たち、こんなに凄かったんだ…



バービーボーイズの特徴は、例えばそのメンバー構成だったり、大人の男女の駆け引きを描いた詞の世界、イマサの独特なコードワークとギタープレイ、ハスキーボイスな杏子とハイトーンなコンタが1つのバンドにいる奇跡と、音楽の世界に留まらない2人のマルチタレントぶりなど枚挙にいとまがありませんが、「演奏力のあるバンド」という印象はあまり持たれていないと思います。
CDなどの音源からはなかなか伝わりにくいですからね。

しかし、ライブに何度も足を運んだ41号は、そのたびに感電して帰ってきました。
特に、17年の沈黙を破って再集結した2009年~2010年のライブでは
「50歳近いのになんというパワーだ!今すぐにでもシーンの最前線に戻れるじゃないか!」
と思ったものです。





もう時刻は3時近いです。

でも41号のアタマは冴える一方です。
数時間後にはまた家を出なければならないので、なるべく早く寝るのが賢明な大人の判断です。



それは分かっていますが、41号は聴くことを止められません。

ベッドに入って横になってからも、41号の耳にはヘッドフォンが装着されたままです。
最後に時計を見たのは午前4時でしたね。

そして聴き終わってからも、興奮冷めやらぬ41号はなかなか寝付けません。
普段なら横になって15秒で眠りに落ちるのですが、この夜は2分くらいかかった気がします。





デビュー1年後、2枚目のアルバムのリリースが控えているという時期のライブなので、数少ないヒット曲である「目を閉じておいでよ」や「女ぎつねon the Run」はまだ曲自体が存在していません。

なので、売れてからのバービーが好きな方には物足りない内容かも知れません。
ただ、このアルバムはハナっからそういった層をターゲットとはしていないでしょう。


…っていうか、このご時世にバービーの新譜がリリースされて発情している人間は、よっぽどコアなバービーフリークしかいません。
コアなフリークは初期の曲にエクスタシーを感じる傾向が強いです。
かくいう41号が最も好きなアルバムは初期の楽曲をリミックスしたオムニバスアルバム「BLACKLIST」です。
(オリジナルでは2枚目の「Freebee」が好きです)


中には41号がライブで聴いたことのない初期の楽曲があったりして、新鮮な気持ちで聴くことが出来ました。




今回、このアルバムを企画し、数々の困難を乗り越えてリリースまでこぎつけてくれたソニーミュージックの担当氏には感謝の言葉しかありません。
本当にありがとうございましたm(__)m


ブックレットには、今後の再々集結の可能性を必ずしも否定しないコメントが5匹の蜂から寄せられていました。

でも、期待され過ぎるとへそを曲げる天邪鬼な人たちです。
なので、いつかその時が訪れることを静かに期待して、「REAL BAND」を聴きながら待ちたいと思います。



しばらくはバービー漬けの毎日になりそうです(^^)







































~おまけの話~







無修正・ノーカット



左上:完全限定生産 紙ジャケ仕様リマスター盤
右上:デビュー25周年記念リマスター盤
右下:オリジナル
左下:今回のデビュー30周年記念リマスター盤


我が家に4枚目の「1st OPTION」がやってきました。
収録曲はどれも同じです。




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Posted by 物欲夫婦 at 07:49 │雑記
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