2018年02月04日
2018/01/06 物欲夫婦の箱根駅伝
新年を迎えての恒例行事。
皆さんにはそういったものがありますでしょうか?
年越しキャンプをされる方は、まさにそれがそうかもしれませんね。
我々の場合、1つはキャンプ場での書初めが挙げられます。
その年の抱負であったり、誰かへのメッセージであったり、その時に思いつくままに筆を走らせます。
昨年は出来なかったのですが、今年はやってきましたよ。
(詳細は後日アップする記事をお待ちください…2週間後くらいかな)
そしてもう1つ。
1月2日・3日と、箱根駅伝をテレビ観戦することも恒例行事の1つです。
この日は朝8時のスタートから最後のチームがゴールするまで、テレビの前にほとんど釘付けです。
WILD-1の初売りよりも箱根駅伝の方が重要なのです。
いつかは沿道で応援したいと思っているのですが、今のところテレビ観戦どまりです。
なお我々は、全ての駅伝やマラソンに対して同じように興味を持っているワケではありません。
なぜそんなに箱根駅伝に興味をそそられるのか?
使い古された表現で恐縮ですが、そこに筋書きのないドラマがあるからです。
日々鍛錬しているとはいえ、そこはまだ学生さん。
本来の実力を発揮できず、いわゆる「ブレーキ」になってしまうこともあります。
そういう時はいたたまれない気持ちになりますが、逆に予想外の選手が大活躍することもあります。
そういうシーンを見ると嬉しくなりますね。
また、上位10校に与えられるシード権・予選会、繰り上げスタート、学連選抜など、箱根駅伝特有のしくみもドラマを盛り上げます。
もしこれに、増田明美さんによる緻密な取材に基づいた細かすぎる情報満載の「知らんがな解説」が加われば、まさに鬼に金棒です(増田さんは箱根駅伝の解説はされていません)。
ただ最近は、指導・管理体制が高度化しているので、番狂わせが少ないことに若干のもの足りなさを感じています。
選手の皆さんは少しでも良い結果残すために、ひたすら一生懸命に取り組んでいらっしゃるので、エンターテインメント的な視点で観るのは失礼かもしれませんが、ドラマを期待していることは否めません。
さて今年も十分に箱根駅伝を堪能しました。
実際のコースを見れば、来年以降の箱根駅伝をもっと楽しめるのではないか?
箱根駅伝の興奮が覚めやらない3日後。
東京・大手町の読売新聞本社前から、箱根・芦ノ湖のゴール地点まで、実際のコースを走ってみることにしました。
ええ、もちろん、by the carです。
10時頃、東京・大手町の読売新聞社前に到着。
歴代の優勝校を振り返るだけでテンションが上がります。
なお、これがあるのはゴール地点のそば。
この銅像の近くにゴールラインがあります。
ゴール地点は読売新聞と大手町ビルヂングの間の道。
ではスタート地点はどこでしょう?
スタート地点はその反対側、KDDI大手町ビルとの間の道なのです。
「箱根駅伝好き」と言っておきながら、スタート地点とゴール地点が違うことを初めて知りました。
ここから物欲夫婦の箱根駅伝が始まります。
コースのトレースにはこちらのナビを活用。
「箱根駅伝 往路 コース」で検索したら出てきました。
GPSとは連動するのですが、常に画面の上に北が固定されているので、実際の走行中は見にくいことこの上ありません。
したがって、通常のナビと併用します。
午前10:17、スタート!
※レース(走行)中の撮影は危険なので、写真はありません。
お手数ですが、文章から出来る限りイメージを膨らませてください。
【1区:21.3km/区間記録 1時間01分06秒 第83回大会(佐藤 悠基)(東海大)】
鶴見中継所を目指します。
ところで、なぜディテールにこだわる我々が、箱根駅伝と同じく8時にスタートしないのか?
それは前日の夜、41号がキャンプ仲間と秋葉原で新年会だったからです。
飲み会の翌日かつキャンプに行かない週末くらい、我々だってゆっくり寝たいのです。
大手町から御成門方面に向かい、増上寺を右手に見ながら進みます。
品川を過ぎると、京急線に沿って進みます。
計測ポイントとなっている新八ツ山橋を通過します。
都県境である六郷橋を渡ります。
実際に走ってみると分かりますが、けっこう高低差があるんですね。
都内の道はそこそこ混んでいます。
信号にもつかまります。
神奈川県に入り、少し走ったところで、鶴見中継所に到着!
1区タイム 1時間00分12秒
なんと1区にして佐藤悠基選手が持つ区間記録を更新しました!
恐らくこの線が、鶴見中継所のラインだと思います。
1秒を争うレースの割にけっこうアバウトな目印です。
大手町のような明確かつ固定的な目印があるかと思っていたのですが…
これも実際に現地で見てみないと知りえないことでした。
それはそれとして、
「おお、テレビでよく観るところだ~」
と、ひとしきり感動したところで、戸塚中継所を目指して2区を走り始めます。
【2区:23.1km/区間記録 1時間06分04秒 第85回大会 モグス(山梨学院大)】
最も距離が長いため、各校のエースが走るこの区間。
我々も気合が入ります。
計測地点の横浜駅前を通過。
この日は交通量が多く、スムースに走れません。
距離が長いこともあり、
「戸塚はまだだいぶ先かぁ」
と思いながら走ります。
(クルマです、念のため)
箱根駅伝では有名な権太坂を通ります。
ここはかなりきつい勾配です。
戸塚中継所の手前も厳しい上り坂です。
戸塚中継所に到着!
2区タイム 1時間01分42秒
2区間連続で区間記録を更新です!
この調子なら往路の区間記録更新も狙えるペースです☆
後ろのタックルベリーはTV中継でもよく目立っています。
赤丸のところが恐らく中継のラインと思われます。
この青いラインにも免疫が出来ました。
なおここは、タックルベリーのみならず複数のラーメン店があり、それらのお店の駐車場になっています。
【3区:21.4km/区間記録 1時間01分38秒 第88回大会 コスマス(山梨学院大)】
さぁ、続いて3区です。
平塚中継所を目指します。
この区間は海沿いを走るので、烏帽子岩が見えるなど景色がいいところがポイントです。
そして、海沿いに出る手前には、計測地点としてこれまた有名な遊行寺の坂があります。
戸塚周辺は特に交通量が多く、大幅にタイムロスしています。
そんな焦りからか、なんと痛恨のコースミス!
国道1号線から藤沢駅方面に向かう県道30号線に入るところを曲がり損ねてしまいました!
しかもこの付近の国道1号線は高架になっており、すぐに曲がることが出来ません。
何とか海沿いに向かうよう修正しましたが、辻堂駅を横切る形でコースに復帰したので、楽しみにしていた遊行寺の坂は通れませんでした…残念(>_<)
茅ケ崎のあたりから海沿いの国道134号線に出ると、噂通り景色が良く、気持ちよく走れます。
サザンビーチちがさきの前を通りました。
ほほぅ、こんなところに「柳島キャンプ場」というキャンプ場があるのかぁ。
そう言えば海沿いでのキャンプはmigiroさん、ゆいパパさん、九二王さんとの日本海キャンプくらいだなぁ…
と、ついついキャンパー目線になってしまいます。
湘南大橋を渡れば、平塚中継所はもう目の前です。
平塚中継所に到着!
3区タイム 1時間05分27秒(参考記録)
戸塚周辺の渋滞とコースミスの影響で、3区間連続の区間記録更新とはなりませんでした。
コース外の道を走ったので、参考記録として取り扱わざるを得ません。
これにより、我々の往路新記録樹立の夢も断たれました。
平塚中継所は国道134号線・唐ヶ原というT字路の脇にあるのですが、普段は中に入れないようになっています。
近くにクルマを停められるスペースも無さそうです。
信号が赤だったら、車内から写真の1枚も撮れたでしょうが、運悪く青だったため、チラッと見ただけでそのまま通過。
※i:naさん、お元気ですか?
なので、厳密には「撮り忘れ」ではなく、「撮り損ね」ということです。
人生において最も恨めしい青信号でした。
【4区:20.9km/区間記録 1時間03分36秒 第93回大会 栃木 渡(順天堂大)】
4区は小田原中継所を目指します。
箱根に近づいてきた感じがします。
走り始めてすぐ、大磯駅方面に向かうために側道に入る必要があるのですが、またしても痛恨のミス…曲がり損ねました。
そして、3区の時と同様しばらく一本道で、我々の意図に反して、気持ちよく海岸線を走らざるを得ません。
コース外の道をずいぶん走り、「国府本郷」という交差点からコースに復帰。
何とか二宮駅前の計測地点はコース通りに通過できました。
しばらくは西湘バイパスと平行する国道1号線を走ります。
酒匂川に架かる酒匂橋を渡ると小田原市街地に入ります。
市の中心部を過ぎたあたりから、急に渋滞してきました。
箱根に向かう人々による交通集中による渋滞です。
これらのクルマも皆、我々同様に大手町から箱根駅伝のコースをトレースしてきたに違いありません。
特に、小田原厚木道路の小田原西IC手前からの渋滞がひどく、遅々として進みません。
小田原中継所はもうすぐそこだというのに…
ずいぶんとタイムロスをして、どうにか小田原中継所に到着。
4区タイム 1時間20分23秒(参考記録)
やはり中継所手前数キロからの渋滞が大きく響き、区間記録から大幅な遅れです。
そして、ここでもコース外の道を走ったので、参考記録となります。
小田原中継所は、有名なかまぼこ屋さん鈴廣の駐車場です。
「鈴廣かまぼこの里」という大きな店舗があり、たくさんの種類のかまぼこが売られているので物色しつつ、これからの山登りに備えていくつかのかまぼこを試食します。
ちなみに復路の中継所は、この大きなお店の目の前です。
【5区:20.8km/区間記録 1時間11分44秒 第94回大会 青木 涼真(法政大)】
いよいよ往路の最終区間にして箱根駅伝の代名詞と言っても過言ではない山登りの区間です。
20kmの距離、小田原中継所との高低差800m以上という非常に過酷なコースで、数々のドラマが生まれました。
我々はやはり、2代目山の神と言われた東洋大学の柏原選手の力強い走りが特に印象に残っています。
さて、小田原中継所を出発しても、箱根湯本駅まではまだ渋滞しています。
この渋滞の解消は、同時に本格的な山登りの始まりを告げました。
函嶺洞門、宮ノ下、小涌谷…
テレビで見る光景を見ながら走るのは最高の気分です☆
(しつこいようですが、クルマです)
同時に、この道を自らの脚で駆け上がる選手たちをリスペクトせずにはいられません。
国道1号線の最高地点874mを知らせる看板を過ぎると、ここからは一気に下ります。
5区で難しいのは、登り続けてきた後の3kmの下りだとも言われています。
最多優勝を誇る中央大学の28年連続シードが途切れたのも、この下りで選手が低体温症になり棄権せざるを得なかったためです。
我々も慎重に走ります。
元箱根の交差点を曲がり、大きな鳥居をくぐります。
そして、箱根関所の先を右に曲がると、もうゴールは目の前です。
ゴーーーーーーーーール!
5区タイム 1時間12分33秒
惜しくも区間記録更新とはなりませんでした…。
往路の合計タイムは…
往路合計 5時間40分17秒(参考記録)
今年行われた第94回大会の記録を参考に比較すると…
往路17位 大東文化大(5時間39分38秒)
往路18位 国士館大(5時間41分38秒)
この間に位置します。
箱根駅伝は関東学連選抜を合わせた21チームが出場していますので、大半のチームが我々より早かったことになります。
箱根ランナー、恐るべし!
無事にゴールした後は、往路の疲れを癒し、翌日の復路に向けて気力と体力を回復させるべく、屋根付・壁付・風呂付・飯付の施設でのんびり過ごします。
温泉にもたくさん入り、心も体もリフレッシュできました♪
翌朝。
朝食をしっかり摂り、芦ノ湖に向かいます。
往路のゴール・復路のスタート地点には箱根駅伝ミュージアムがあります。
さほど大きい施設ではありませんが、ここで見ることのできる映像や資料は、我々のテンションを高めるのに十分です。
ちなみに我々は5年前にもここを訪れていますが、500円の入場料を払って再び入ることに何の躊躇もありません。
箱根駅伝の歴史に触れ、十分に気合が入ったところで復路のスタート!
いや、さすがにもう十分です。
帰りは最短ルートで鈴廣に向かいます。
ここでかまぼこを大量に買い込みます。
早川という小さい漁港があり、美味しそうなお店もあるようです。
朝食をたくさん食べたので、昼食は食べたことにすることで合意に至っていますが、今後の参考までに行ってみます。
14時を過ぎていましたが、クルマを停めるのに苦労するくらい、多くの人で賑わっていました。
干物の試食があったので1切れだけいただきます。
自分で干物を選び、七輪で焼いて試食するというユニークなシステムです。
その後、小田原市街に向かいます。
小田原のかまぼこ屋と言えば、やはり鈴廣が有名ですが、他にも多くのかまぼこ屋さんがあります。
せっかくなので、小田原かまぼこ発祥のお店を覗いてみます。
この付近に「かまぼこ通り」なるストリートがあります。
完全に閑古鳥が鳴いていました。
「だるま」という荘厳な店構えのお店で、早めの夕食として美味しい天丼を食べ、帰路につきました。
我々が普通に自宅から芦ノ湖にクルマで向かえば、2時間強で着くでしょう。
しかしそこをあえて6時間近くかけて、選手と(概ね)同じコースを走ったことで、色々なことが見えました。
やはり、現場を見ることは重要ですね。
このおかげで、来年の箱根駅伝はこれまでと違った見方が出来ると思います。
いくら箱根ランナーが速くても、一人で大手町と箱根を走って往復できません。
往復200㎞以上の距離を分担して走る選手たち。
メンバーには選ばれなくても、給水係や中継所スタッフとして支えてくれる仲間。
監督やコーチなどの指導陣。
1つのことを成し遂げるには、多くの人々が協力し、喜びも苦しみも分かち合う必要があることを改めて感じました。
そんな我々が導き出した結論は…
大手町から箱根に
下道しばりで
行くもんじゃない
ということです。
歴代の優勝校を振り返るだけでテンションが上がります。
なお、これがあるのはゴール地点のそば。
この銅像の近くにゴールラインがあります。
ゴール地点は読売新聞と大手町ビルヂングの間の道。
ではスタート地点はどこでしょう?
スタート地点はその反対側、KDDI大手町ビルとの間の道なのです。
「箱根駅伝好き」と言っておきながら、スタート地点とゴール地点が違うことを初めて知りました。
ここから物欲夫婦の箱根駅伝が始まります。
コースのトレースにはこちらのナビを活用。
「箱根駅伝 往路 コース」で検索したら出てきました。
GPSとは連動するのですが、常に画面の上に北が固定されているので、実際の走行中は見にくいことこの上ありません。
したがって、通常のナビと併用します。
午前10:17、スタート!
※レース(走行)中の撮影は危険なので、写真はありません。
お手数ですが、文章から出来る限りイメージを膨らませてください。
【1区:21.3km/区間記録 1時間01分06秒 第83回大会(佐藤 悠基)(東海大)】
鶴見中継所を目指します。
ところで、なぜディテールにこだわる我々が、箱根駅伝と同じく8時にスタートしないのか?
それは前日の夜、41号がキャンプ仲間と秋葉原で新年会だったからです。
飲み会の翌日かつキャンプに行かない週末くらい、我々だってゆっくり寝たいのです。
大手町から御成門方面に向かい、増上寺を右手に見ながら進みます。
品川を過ぎると、京急線に沿って進みます。
計測ポイントとなっている新八ツ山橋を通過します。
都県境である六郷橋を渡ります。
実際に走ってみると分かりますが、けっこう高低差があるんですね。
都内の道はそこそこ混んでいます。
信号にもつかまります。
神奈川県に入り、少し走ったところで、鶴見中継所に到着!
1区タイム 1時間00分12秒
なんと1区にして佐藤悠基選手が持つ区間記録を更新しました!
恐らくこの線が、鶴見中継所のラインだと思います。
1秒を争うレースの割にけっこうアバウトな目印です。
大手町のような明確かつ固定的な目印があるかと思っていたのですが…
これも実際に現地で見てみないと知りえないことでした。
それはそれとして、
「おお、テレビでよく観るところだ~」
と、ひとしきり感動したところで、戸塚中継所を目指して2区を走り始めます。
【2区:23.1km/区間記録 1時間06分04秒 第85回大会 モグス(山梨学院大)】
最も距離が長いため、各校のエースが走るこの区間。
我々も気合が入ります。
計測地点の横浜駅前を通過。
この日は交通量が多く、スムースに走れません。
距離が長いこともあり、
「戸塚はまだだいぶ先かぁ」
と思いながら走ります。
(クルマです、念のため)
箱根駅伝では有名な権太坂を通ります。
ここはかなりきつい勾配です。
戸塚中継所の手前も厳しい上り坂です。
戸塚中継所に到着!
2区タイム 1時間01分42秒
2区間連続で区間記録を更新です!
この調子なら往路の区間記録更新も狙えるペースです☆
後ろのタックルベリーはTV中継でもよく目立っています。
赤丸のところが恐らく中継のラインと思われます。
この青いラインにも免疫が出来ました。
なおここは、タックルベリーのみならず複数のラーメン店があり、それらのお店の駐車場になっています。
【3区:21.4km/区間記録 1時間01分38秒 第88回大会 コスマス(山梨学院大)】
さぁ、続いて3区です。
平塚中継所を目指します。
この区間は海沿いを走るので、烏帽子岩が見えるなど景色がいいところがポイントです。
そして、海沿いに出る手前には、計測地点としてこれまた有名な遊行寺の坂があります。
戸塚周辺は特に交通量が多く、大幅にタイムロスしています。
そんな焦りからか、なんと痛恨のコースミス!
国道1号線から藤沢駅方面に向かう県道30号線に入るところを曲がり損ねてしまいました!
しかもこの付近の国道1号線は高架になっており、すぐに曲がることが出来ません。
何とか海沿いに向かうよう修正しましたが、辻堂駅を横切る形でコースに復帰したので、楽しみにしていた遊行寺の坂は通れませんでした…残念(>_<)
茅ケ崎のあたりから海沿いの国道134号線に出ると、噂通り景色が良く、気持ちよく走れます。
サザンビーチちがさきの前を通りました。
ほほぅ、こんなところに「柳島キャンプ場」というキャンプ場があるのかぁ。
そう言えば海沿いでのキャンプはmigiroさん、ゆいパパさん、九二王さんとの日本海キャンプくらいだなぁ…
と、ついついキャンパー目線になってしまいます。
湘南大橋を渡れば、平塚中継所はもう目の前です。
平塚中継所に到着!
3区タイム 1時間05分27秒(参考記録)
戸塚周辺の渋滞とコースミスの影響で、3区間連続の区間記録更新とはなりませんでした。
コース外の道を走ったので、参考記録として取り扱わざるを得ません。
これにより、我々の往路新記録樹立の夢も断たれました。
平塚中継所は国道134号線・唐ヶ原というT字路の脇にあるのですが、普段は中に入れないようになっています。
近くにクルマを停められるスペースも無さそうです。
信号が赤だったら、車内から写真の1枚も撮れたでしょうが、運悪く青だったため、チラッと見ただけでそのまま通過。
※i:naさん、お元気ですか?
なので、厳密には「撮り忘れ」ではなく、「撮り損ね」ということです。
人生において最も恨めしい青信号でした。
【4区:20.9km/区間記録 1時間03分36秒 第93回大会 栃木 渡(順天堂大)】
4区は小田原中継所を目指します。
箱根に近づいてきた感じがします。
走り始めてすぐ、大磯駅方面に向かうために側道に入る必要があるのですが、またしても痛恨のミス…曲がり損ねました。
そして、3区の時と同様しばらく一本道で、我々の意図に反して、気持ちよく海岸線を走らざるを得ません。
コース外の道をずいぶん走り、「国府本郷」という交差点からコースに復帰。
何とか二宮駅前の計測地点はコース通りに通過できました。
しばらくは西湘バイパスと平行する国道1号線を走ります。
酒匂川に架かる酒匂橋を渡ると小田原市街地に入ります。
市の中心部を過ぎたあたりから、急に渋滞してきました。
箱根に向かう人々による交通集中による渋滞です。
これらのクルマも皆、我々同様に大手町から箱根駅伝のコースをトレースしてきたに違いありません。
特に、小田原厚木道路の小田原西IC手前からの渋滞がひどく、遅々として進みません。
小田原中継所はもうすぐそこだというのに…
ずいぶんとタイムロスをして、どうにか小田原中継所に到着。
4区タイム 1時間20分23秒(参考記録)
やはり中継所手前数キロからの渋滞が大きく響き、区間記録から大幅な遅れです。
そして、ここでもコース外の道を走ったので、参考記録となります。
小田原中継所は、有名なかまぼこ屋さん鈴廣の駐車場です。
「鈴廣かまぼこの里」という大きな店舗があり、たくさんの種類のかまぼこが売られているので物色しつつ、これからの山登りに備えていくつかのかまぼこを試食します。
ちなみに復路の中継所は、この大きなお店の目の前です。
【5区:20.8km/区間記録 1時間11分44秒 第94回大会 青木 涼真(法政大)】
いよいよ往路の最終区間にして箱根駅伝の代名詞と言っても過言ではない山登りの区間です。
20kmの距離、小田原中継所との高低差800m以上という非常に過酷なコースで、数々のドラマが生まれました。
我々はやはり、2代目山の神と言われた東洋大学の柏原選手の力強い走りが特に印象に残っています。
さて、小田原中継所を出発しても、箱根湯本駅まではまだ渋滞しています。
この渋滞の解消は、同時に本格的な山登りの始まりを告げました。
函嶺洞門、宮ノ下、小涌谷…
テレビで見る光景を見ながら走るのは最高の気分です☆
(しつこいようですが、クルマです)
同時に、この道を自らの脚で駆け上がる選手たちをリスペクトせずにはいられません。
国道1号線の最高地点874mを知らせる看板を過ぎると、ここからは一気に下ります。
5区で難しいのは、登り続けてきた後の3kmの下りだとも言われています。
最多優勝を誇る中央大学の28年連続シードが途切れたのも、この下りで選手が低体温症になり棄権せざるを得なかったためです。
我々も慎重に走ります。
元箱根の交差点を曲がり、大きな鳥居をくぐります。
そして、箱根関所の先を右に曲がると、もうゴールは目の前です。
ゴーーーーーーーーール!
5区タイム 1時間12分33秒
惜しくも区間記録更新とはなりませんでした…。
往路の合計タイムは…
往路合計 5時間40分17秒(参考記録)
今年行われた第94回大会の記録を参考に比較すると…
往路17位 大東文化大(5時間39分38秒)
往路18位 国士館大(5時間41分38秒)
この間に位置します。
箱根駅伝は関東学連選抜を合わせた21チームが出場していますので、大半のチームが我々より早かったことになります。
箱根ランナー、恐るべし!
無事にゴールした後は、往路の疲れを癒し、翌日の復路に向けて気力と体力を回復させるべく、屋根付・壁付・風呂付・飯付の施設でのんびり過ごします。
温泉にもたくさん入り、心も体もリフレッシュできました♪
翌朝。
朝食をしっかり摂り、芦ノ湖に向かいます。
往路のゴール・復路のスタート地点には箱根駅伝ミュージアムがあります。
さほど大きい施設ではありませんが、ここで見ることのできる映像や資料は、我々のテンションを高めるのに十分です。
ちなみに我々は5年前にもここを訪れていますが、500円の入場料を払って再び入ることに何の躊躇もありません。
箱根駅伝の歴史に触れ、十分に気合が入ったところで復路のスタート!
いや、さすがにもう十分です。
帰りは最短ルートで鈴廣に向かいます。
ここでかまぼこを大量に買い込みます。
早川という小さい漁港があり、美味しそうなお店もあるようです。
朝食をたくさん食べたので、昼食は食べたことにすることで合意に至っていますが、今後の参考までに行ってみます。
14時を過ぎていましたが、クルマを停めるのに苦労するくらい、多くの人で賑わっていました。
干物の試食があったので1切れだけいただきます。
自分で干物を選び、七輪で焼いて試食するというユニークなシステムです。
その後、小田原市街に向かいます。
小田原のかまぼこ屋と言えば、やはり鈴廣が有名ですが、他にも多くのかまぼこ屋さんがあります。
せっかくなので、小田原かまぼこ発祥のお店を覗いてみます。
この付近に「かまぼこ通り」なるストリートがあります。
完全に閑古鳥が鳴いていました。
「だるま」という荘厳な店構えのお店で、早めの夕食として美味しい天丼を食べ、帰路につきました。
我々が普通に自宅から芦ノ湖にクルマで向かえば、2時間強で着くでしょう。
しかしそこをあえて6時間近くかけて、選手と(概ね)同じコースを走ったことで、色々なことが見えました。
やはり、現場を見ることは重要ですね。
このおかげで、来年の箱根駅伝はこれまでと違った見方が出来ると思います。
いくら箱根ランナーが速くても、一人で大手町と箱根を走って往復できません。
往復200㎞以上の距離を分担して走る選手たち。
メンバーには選ばれなくても、給水係や中継所スタッフとして支えてくれる仲間。
監督やコーチなどの指導陣。
1つのことを成し遂げるには、多くの人々が協力し、喜びも苦しみも分かち合う必要があることを改めて感じました。
そんな我々が導き出した結論は…
大手町から箱根に
下道しばりで
行くもんじゃない
ということです。
Posted by 物欲夫婦 at 18:06│Comments(2)
│雑記
この記事へのコメント
こんばんは。
書き初めの字が上手すぎです!
それはそうと、とっても面白い企画ですねー。
やっぱ箱根駅伝ってすごいなー。
正月早々実家の庭でBBQしてても経過が気になっちゃいますもんね。
てか、正月のスーパーでは、しゃぶしゃぶ用やすき焼き用の肉ばかりで、焼き肉用の肉が売っていないのはなぜでしょうか。
ちなみに、うちのちぃは蒲鉾が大好きです。
でも、庶民なんで、高級な蒲鉾は口に合わないと言うと思います。スーパーで売っているやつで十分です。念のためお知らせしておきます。
書き初めの字が上手すぎです!
それはそうと、とっても面白い企画ですねー。
やっぱ箱根駅伝ってすごいなー。
正月早々実家の庭でBBQしてても経過が気になっちゃいますもんね。
てか、正月のスーパーでは、しゃぶしゃぶ用やすき焼き用の肉ばかりで、焼き肉用の肉が売っていないのはなぜでしょうか。
ちなみに、うちのちぃは蒲鉾が大好きです。
でも、庶民なんで、高級な蒲鉾は口に合わないと言うと思います。スーパーで売っているやつで十分です。念のためお知らせしておきます。
Posted by ぽたぽた at 2018年02月04日 18:28
ぽたぽたさん、こんばんば〜
お返事が遅くなりまして申し訳ありませんm(__)m
冒頭の書き初めは一昨年の作品です。
もちろん、15号が書きました。
我々は大晦日にスーパーでお肉を買いますが、確かにすき焼きやしゃぶしゃぶ用のお肉が多い気がしますね。
かく言う我々も、すき焼き用のお肉を買っています。
年末年始はきっと焼き肉ではない気分なのでしょう…何の答えにもなっていなくてすみませんm(__)m
箱根駅伝のネタをキャンプブログのプラットホームに書くべきかどうか…
一切悩みませんでした(笑)
だって書きたかったんですもの。
ちぃちゃんは蒲鉾が大好物なんですね!
高級蒲鉾は口に合わないとのことですが、私は高級な蒲鉾とそうでない蒲鉾の違いが分かりません(^^;
なので、ちぃちゃんはむしろグルメなのだと思います(^-^)
お返事が遅くなりまして申し訳ありませんm(__)m
冒頭の書き初めは一昨年の作品です。
もちろん、15号が書きました。
我々は大晦日にスーパーでお肉を買いますが、確かにすき焼きやしゃぶしゃぶ用のお肉が多い気がしますね。
かく言う我々も、すき焼き用のお肉を買っています。
年末年始はきっと焼き肉ではない気分なのでしょう…何の答えにもなっていなくてすみませんm(__)m
箱根駅伝のネタをキャンプブログのプラットホームに書くべきかどうか…
一切悩みませんでした(笑)
だって書きたかったんですもの。
ちぃちゃんは蒲鉾が大好物なんですね!
高級蒲鉾は口に合わないとのことですが、私は高級な蒲鉾とそうでない蒲鉾の違いが分かりません(^^;
なので、ちぃちゃんはむしろグルメなのだと思います(^-^)
Posted by 物欲夫婦 at 2018年02月05日 22:11