物欲夫婦の野営記録

やぁ、久しぶりだな。
オーシャンズのバーニー・マックだ。

ずいぶん間が空いてしまったが、2019年2月にオレたちが第3オーシャンズパークで行なった訓練について報告しようと思う。

日本ではあと数日で令和3年を迎えようするところだが、今回の報告書はかつてのノーマルな暮らしを送っていたHey-Sayの話だ。

今の感覚で写真を見ると違和感を感じる部分が多々あると思うが、コロナのコの字も出ていない今から22ヶ月前の出来事だということを念頭に置いて読んでいただきたい。




～過去のオーシャンズキャンプ・訓練記録～
第1回オーシャンズ　～結成編～
第2回オーシャンズ　～キャプテン翼編～
第3回オーシャンズ　～髭メロン誕生編～
第4回オーシャンズ　～ラグビー訓練編～
第5回オーシャンズ　～プレゼント交換編～
第6回オーシャンズ　～衝撃の配置転換＆圧迫面接編～
第7回オーシャンズ　～プリングルス　サワークリーム＆オニオン味編～
第8回オーシャンズ　～水鉄砲訓練＆新メンバー加入編～
第9回オーシャンズ　～いいオトナが水鉄砲で遊んで怒られる編～
第10回オーシャンズ　～忘年会で原点回帰編～
第11回オーシャンズ　～ぺヤングやきそば　ギリチョコレート味完食訓練編～
第12回オーシャンズ　～即興で弾き語ったオーシャンズのテーマ編～
第13回オーシャンズ　～解散の危機編～
第14回オーシャンズ　～YADOKARI-Styleは微妙だった編～
第15回オーシャンズ　～BP一時帰国編～
第16回オーシャンズ　～GO OUT PEANUTS編～

だいたい9時半ごろに現地に到着。

多少前後して、ドン・チードル、シャオポー・チン、マット・デイモン、ケイシー・アフレック、雑魚(オーシャンズネームだ)が訓練会場に到着した。



おう、調子はどうだい？

軽い挨拶を交わした後、さっそく訓練の準備を始めるのさ。



今回のメインイベントは開始早々にやって来た。

そう、新兵器：オーシャンズテントのお披露目だ。

シャオポー・チンが大陸ルートで仕入れた代物だ。
取扱説明書がついていることなんぞ期待していない。
いや、実際にはついていたかもしれないが、ハナっから見るつもりはない。
オレたちオーシャンズはこう見えて数々の修羅場を潜り抜けてきたプロフェッショナル集団だ。
幕を広げれば張り方はだいたい分かる。


ちゃっちゃと設営完了！



やだ、思ったよりも立派♪

2014年12月に結成したオーシャンズ。
メンバーは確実に年齢を重ねている。
年々寒さに弱くなっていることは抗えない事実だ。
むしろ、まだ1人も欠けていないだけラッキーかもしれない。

そんなオレたちが待望していた屋根と壁がついに今回から導入されたのだ！



さっそく中に入ってモービーするぜ。



おお、広～い、窓があって明る～い、風がな～い


ついつい中を見回しながらニヤニヤしてしまったぜ。



オーシャンズ1人あたり1,000円程度で買えるので、毎年買い替えてもいいんじゃね？というアイディアは決して非現実的ではない。

メーカー名は一応書かれているがよく分からないし、調べようともしていない。
なお、ビールはアサヒとサッポロだ。


一応、ベンチレーションもある。


夜、トイレに行くのがめんどくさかったら、メッシュに穴を開けてここから用が足せるな…などと言うヤツもいたが、どれくらいの大きさの穴を開けるかでひと悶着ありそうだからそれはやめてくれ。


「なんで今までこうしなかったんだろうな」
「2ヶ月前の訓練で寒空の下で凍えていたのがバカみたいだな」
「もうあのスタイルには戻れないぜ」






…と、オーシャンズテントに満足していたにも関わらず、世界各地で悪事を働き、ミッションを成功させるために過酷な訓練を耐え抜いてきたオレたちには、何故か外に出て寛いでしまう哀しい習性がある。


しかしその様子は、じいさんたちの長閑な日向ぼっこにしか見えない。




少し太陽が傾いてきた頃、エリオット・グールドが可愛い娘ちゃんを連れて登場したんだ。


人懐っこくって可愛い娘ちゃんだぜ♪

娘ちゃんに寒い思いをさせるワケにはいかないから、オーシャンズテントの中でぬくぬく過ごすぜ。


嗚呼、極楽だ。
娘ちゃんは元気だからB’ｚのこれまでのLive-Gymで通算演奏回数ランキング5位の曲・・・つまり裸足の女神だぜ。


今日は2月16日。
バレンタインは少し過ぎたが、何人かはチョコレートを持って来てくれたんだ。





おっさん同士でチョコを配りあうのはおかしいかい？
世界を股に掛けて悪事を働いているグローバルな俺たちの感覚では全く違和感がないぜ。


日が暮れて気温が下がってきたので、芋焼酎のお湯割りで体の中から温まるんだ。





それにしても快適だぜ。



オーシャンズテント内の室温は24.4℃。



冬の訓練でこんなに薄着で過ごせる日が来るとは…思わず目頭が熱くなったものさ。




さて、そろそろディナーにするか。



雑魚が鍋を振る舞ってくれたんだ。




この〆鯖は確かケイシー・アフレックが振る舞ってくれたと思う。
若い頃は積極的に〆鯖を食べたいと欲することはあまりなかったが、最近は「あ～、〆鯖食べたい」と思うようになったな。
これも加齢による味の好みの変化なのだろうか。

やっぱり〆鯖にはジャパンだよな。





ところで今回の訓練で、オレは新たなスタイルを生み出した。


ユニフレームのフィールドラックを活用したNew-Inスタイルだ。

普段は足元の方にラックを置いておくことでスペースを確保し、食事をする時だけラックを手前に引き寄せる。


つまりこんなイメージだ。


この発明には我ながら天晴だぜ！




そんな素晴らしいシステムで食すのは、もつ煮だ。


温めるだけで食べられるヤツだな。
食事は手抜きで済ませたいタイプだ。
一応、ネギは追加でトッピングした。



さらには、蝦夷わっぱだ。


もちろん、出来上がっているヤツだ。

旭川駅で実際に売られている本場の本格派だぜ！





腹が満たされたらゴロゴロしたくなるのは必然だ。


暖かさとお座敷スタイルでこの上なくリラックスするのさ。


もうこうなると、いつの間にか寝ているヤツもいる。
それで一向に構わない。
オーシャンズは来たい時に来て、帰りたい時に帰ればいい。
もちろん、眠くなったら眠ればいいのさ。


そろそろいい時間だな。


明日に備えて本格的に寝るとしようか。


ところでこのオーシャンズテントは正12角形だ。
そして暗黙の了解的に、1人あたりスペースはその1辺の幅という感じになっている。
一番外側は、目測で約1m強なので、各自の荷物を置くスペースは十分にある。

しかし、中心に近づくにつれて狭くなる性質を持っていることは、賢明な読者諸君なら気付いているだろう。



つまり何が言いたいかというと、中心部分はオッサンたちの足が密集するということだ。



寝ている時、自分の足に他人の足が触れるとまぁまぁ気持ち悪い。
それがオッサンの足となるとなおさらだが、オレたちオーシャンズは固い絆で結ばれている仲間なので、それくらいのことはちょっとしか気にしない。



「…っていうか、オッサンみんなで1つのテントに寝るの？」
と疑問を持った方もいるかもしれないが、そこに疑問を持つこと自体、オレにとっては疑問だ。

だってここにみんなで寝られるテントがあるんだぜ？
なのに何でわざわざ外にテントを張る必要があるんだい？

まぁ、一部のメンバーは個別に張ったヤツもいたが、もちろんオレたちはそれを咎めない。
眠りたい場所で眠ればいいのさ。



ちなみに、このオーシャンズテントは下の方にベンチレーションがあるものの、上の方には一切無い。
しかもポリエステルなので通気性は皆無だ。
そして、下の方のベンチレーションも全開で寝るには少々寒い。


その結果、結露した水滴が夜中に顔の上に降ってきたため何度か目を覚ましたということは、備忘録として記しておこう。














なんだかんだ言いつつも、総じて快適に眠り、翌朝6時頃に起床。


オーシャンズでは一度座ったらトイレに行く時以外は基本的には動かない。
特に今回はテントの中ということもあり、その傾向は顕著だった。
その結果、毎回同じアングルからしか写真を撮らないので、対面に座っているメンバーしか写っていないが、他にも訓練に参加した仲間はいたんだ。




そう言えば、チョコバットも参加していたな。


さぁ、みんなにコーヒーを淹れて差し上げるぜ！



今日の豆はエルサルバドルのサント・トマス農園の豆だ。
確か、あまりクセがなくスッキリした味わいだったと思う。


そしてコーヒーのお供は、ベルギー王室御用達：ガレーのチョコレートだ。



一応、オレもバレンタインを意識してみたぜ。






オレはキャンプの朝はコーヒーを淹れるのに忙しいので、朝食はあらかじめ買っておいたパンなどワンハンドでさっと食べられるものが多い。
今回も写真には残っていなかったが、きっとそうだったんだろう。

そんな中、仲間がうどんを振る舞ってくれたぜ。


心も体も温まるってもんだぜ。
サンキュー！




食事の後も引き続きオーシャンズテントの中でまったり過ごすのさ。




ところで、今回はオーシャンズテントを導入することを予め周知してあったので、快適に過ごすためにみんなそれぞれ座椅子的なモノを持参している。

オレはクレイジークリークのHEX2.0を持参しており、メーカーは違えどみんな似たようなものを持って来た。




そんな中、スコット・カーンは家で使う座椅子をそのまんま持ってきやがった。


さすがスコット、オマエが一番クレイジーだぜ！





というわけで、テントの中で過ごすという新たなスタイルを取り入れたオーシャンズキャンプは今回も無事に幕を下ろした。


春～秋はともかく、もう冬に外で過ごすことは無いのだろうか？
寄る年波には勝てないのであろうか？


いや、これまで数々の過酷な訓練を乗り越えてきたのは伊達じゃないぜ！

だってオレたち・・・










※インターネットから拝借した画像を加工しました。

オーシャンズ！


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というわけで、コロナのおかげでキャンプに行った回数は極めて少ない1年でしたが、少ない中でも楽しく過ごすことが出来ました。
ご一緒していただいた皆さん、ありがとうございました。

また、ほとんどFielderの告知媒体となっている「物欲夫婦の野営記録」をお読みくださった皆様、ありがとうございました。

なかなか筆が進んでいませんが、ブログを辞めるつもりはありません。

その意気込みをお示しするために、今年3本目のキャンプレポを書いてみました。
2021年は少しギアを上げて執筆しようかと思いますので、引き続きご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

ではでは、良いお年を～

物欲夫婦