2017年06月26日
本日発売!Fielder Vol.34
週末、実家の庭木の刈り込みを終えて帰宅した我々のもとに、笠倉出版社から大きな封筒が届いていました。

Fielderの最新号、Vol.34です。
さっそく内容をチェックしましょう。
Fielderの最新号、Vol.34です。
さっそく内容をチェックしましょう。
…と、普段なら表紙をめくるところですが、その手を止めてしまうほどの違和感を感じました。
「絶対に真似しないでください」
の文字です。
今回の特別付録は、カメ五郎さんによる「体を張った有毒植物研究」のDVDです。
つまり、カメ五郎さんが有毒と分かっていながらその植物を毒抜きして食べるという内容です。
そりゃ当然「絶対真似しないでください」なワケですよ。
何故ここに大きな違和感を覚えたか。
例えば、
こういう雑誌を通じて…
こういう素敵なサイト(嗚呼、ホントに素敵♪)を読者に紹介して…
憧れを抱いた読者が、たくさんお金をかけて真似をする…
そういった消費行動を促すことで、その業界を経済的に活性化させる。
アウトドア誌に限らず、雑誌とはそういう側面があると思っていたからです。
当然、程度の差はありますが、ファッション誌なんかはその最たる例ですよね。
もちろん、Fielderだってこれまで、虫を食べたり、鹿を撃って捌いたりする様子を紹介する記事を通して、そのようなアウトドアスタイルを提案してきました。
提案するということは、あわよくば真似してもらおうという意図が少なからずあるはずです。
ただ、今回のFielderは遂に真似をしてはいけない領域にまで手を出してしまいました。
これではアウトドア業界の経済的活性化には貢献できません。
ただ、ちょっとエクストリームなアウトドアを楽しむ人の命を守ることには貢献しています。
これ、大事なことです。
さて、ようやく表紙をめくって目次を見てみましょう。
今回の2大コンテンツは、「藪山道楽」と「印度サバイバル放浪記」のようです。
1つ目の特集、藪山道楽。
これは、カメ五郎さんが藪山の中でどのようにして遊ぶのか、そのHow toを紹介しています。
木のカッティングボードやボウルをお使いになるなど、けっこうオシャレに見えます。
食べられる野草の紹介もあります。
我々のよく知っている人も、野草を天ぷらにして食べさせてくれます。
2つ目の特集というか特別企画、印度サバイバル放浪記。
服部文祥さんがインドを放浪した様子を、様々な視点から紹介しています。
今回のFielderの中でかなり多くのページを割いていることからも、製作費の多くをこの記事に投じたことが容易に想像できます。
なお、この記事は52ページから始まるのですが、その8ページほど前に番外編が掲載されています。
本編よりも前に番外編…。
Fielderはページの構成さえも世間一般の手垢のついた常識を顧みません。
他には、田中ケンさんが奄美大島の林道の途中で、ハブの恐怖と闘いながらキャンプをする様子も紹介されています。
これはけっこう楽しそう♪
もちろん、ハブが居なければという条件付きです。
後半には、藪山道楽と連動した記事が。
こういう記事を見ると無条件でホッとします。
他にも、山菜を取って食べるという、比較的ライトな記事もあります。
俳優・田中要次さんの連載記事。
転校少女歌撃団は今回も絶好調です。
今回は、グループ最年少、スポーティーな元気印の香穂ちゃんが、ロープ1本を使って30度の斜面を30メートルほど下降するというレッスンです。
巻末の方には、イベントのリポートが。
このフェス、これまで7回も開かれているんですね。
おっと、またしても我々が最も楽しみにしているページを飛ばしてしまいました。
真ん中より少し前の43ページにそのコーナーはあります。
ほほぅ、なるほど!
今回はトランギアのストームクッカーを紹介しています。
実は物欲41号も、ここ最近のキャンプはソロでの参加ということもあり、続けてストームクッカーを使っていたのです。
コンパクトだし、使い易いし、便利ですよね♪
このコーナーの筆者の方とはホントに気が合います。
これはあくまでも推測ですが、アルコールバーナーを毎回持参する理由は、別に保管してうっかり失くしてしまわないようにしているだけで、きっと現場で使うことはないのだろうと思います。
なお、せっかくの赤トラ(ただし復刻)なのにモノクロページでは伝わりにくいですよね。
そこで、記事に掲載されている写真を完コピして、筆者の方に代わって皆さんにカラーでご紹介したいと思います。
おまけに、ケトル(別売)単品で。
このコーナーがモノクロページに掲載されているのは、
「雑誌のモノクロページは情報が詰まっていて、雑誌の"雑"の部分を高める重要な部分」
という理由があるそうです。
なるほどね(^^)
というわけで、権力に振り回される現代人たちが自らを解放する重要なサジェスチョンをしてくれているかもしれない反逆のサバイバル誌:Fielder Vol.34。
本日6/26(月)、笠倉出版社より全国の書店、アウトドアショップで発売されます!
本日から電子版Fielderが最大で70%OFFになるバックナンバーフェアを開催中です!
~おまけの話~
2016年6月発行のFielder Vol.28で紹介した、プリムスのガスツーバーナーONJA(オンジャ)。
ゴールデンウィークのキャンプの際に使ったら不具合が発生してしまいました。
不具合の内容は、向かって左側のバーナーがEverytime弱火、というものです。
我々もそこそこ長いことキャンプをやっており、ガスバーナーを使うことも多いです。
というか、大半がガスバーナーです。
そして、ガスバーナーの特徴として、ずっと使っているとガスの中に含まれる不純物がガスの通り道に詰まることがあることも知っています。
液出しすると特に詰まりやすいですよね。
ただ、我が家のオンジャは、新品で購入して使い始めて1年未満。
実際にキャンプで使った回数は12回という使用頻度。
(正確な回数を確認できるところがブログを書いている利点♪)
構造上、液出しは不可能。
もちろん、使ったガスカートリッジはAlwaysプリムス製。
にも関わらず詰まるのは少なくとも正常ではないな…というのが正直な感想でした。
ま、クリーニングをしてもらえばまた元通りに使えるでしょう、ということで購入したお店を通じてイワタニ・プリムスに修理の見積もりを依頼しました。
この時点では無償でクリーニングしてもらって終わりだろうと思っていました。
数日後、販売店から連絡があり、修理の見積もり結果をお聞かせいただきました。
① ニップルが詰まっているのでクリーニングが必要。
② 左右のOリングが破損しているので、有償での交換が必要。
というものでした。
「えっ!?」
①については想定の範囲内です。
②は全くの想定外でした。
もちろん、Oリングは消耗品なので経年劣化するものです。
ただ前述のとおり、我が家のオンジャはそこまで使っていなかったからです。
メーカー曰く、Oリングが破損した理由としては、ガス缶を装着する時に過度な力で締め込みすぎたことが原因と思われるとのこと。
確かに、オンジャの取扱説明書には、
「過度な力で締め付けないでください」
と書いてあります。
ただ、我々はこれまでにもガスバーナーは使っており、オンジャでも同じように使ってきたつもりです。
それに、プリムス社の他のバーナー(フェムトストーブ、ウルトラストーブ、ウルトラスパイダーストーブ)を並行して使っていますが、同じような症状が出たことはありません。
つまり、過度な力で締め付けたという認識はありません。
これはオンジャ固有の問題なのでは?
もしオンジャが欠陥製品だとしたら、紹介した我々としても看過するワケにはいきません。
その原因をきちんと理解し、必要に応じて皆さんにお伝えしたいと思いました。
そこで、販売店に一言断りを入れた上で、メーカー担当者に直接電話をかけ、このような不具合が発生した原因として何が推測されるのかをお聞きしました。
なお確認の趣旨は上記の通りであり、有償修理という見積もりを無償に変更してほしいという意図ではありません。
メーカーのご担当者から教えていただいた内容は以下の通りです。
◆ガスの詰まりについては、長く使っていればもちろん発生する可能性は高くなるが、仮に1回しか使っていなくてもガスに不純物が入っている以上、詰まりが発生する可能性はある。
逆に、ずっと使っていても発生しないこともある。
◆Oリングについては、オンジャ固有のパーツではなく、プリムスのバーナーに共通した部品なので、オンジャだけが壊れやすいというものではない。
やはり締め込み過ぎが原因と思われる。ただし、オンジャは下からぶら下げて取り付ける形なので他のバーナーと比べて力の入り方が異なる可能性が無いとは言えない。
(Oリングの個体差についてはつっこんでも埒があかないので触れませんでした)
だそうです。
正直、「ホントにぃ?」と思う面が皆無かと聞かれれば、必ずしもそうではありません。
ただ、これがイワタニ・プリムスとしての正式回答であるならば、それを受け入れようと思います。
その上で、「オンジャとはこういうものなんだ」と理解して使おうと思います。
特にガス缶の取り付けに際しては、ガスが漏れないように、ついしっかり締めたくなりますが、締め過ぎはかえって良くないということですね。
イワタニ・プリムスのご担当者には、お忙しい中、かなり突っ込んだ質問もさせていただきましたが、非常に丁寧にご説明いただきました。
誠にありがとうございましたm(__)m
改めて正式に修理を依頼し、本日、無事に戻ってきました。
もちろん、有償修理です(笑)
復活後はまだ使っていませんが、便利でスタイリッシュなバーナーで気に入っているので、これからも使っていこうと思います!
Posted by 物欲夫婦 at 06:00
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