物欲夫婦の野営記録

2013/7/14(日)～15(月・祝)、道志にキャンプに行きました。

7/13は非キャンプの用事があって出撃は不可ということが予め分かっていました。

3連休ということで、恐らく多くの方は土曜日からキャンプを楽しまれていることでしょう。
そうなると、日曜日から行っても、多くのキャンプ場ではいい場所は埋まっていることが容易に想像されます。

したがって、この3連休はキャンプはお休みするつもりでした。

しかしひょんなことから「サイトを確保できた」という連絡があったので、日曜日の朝から出撃することにしました。






7時半にTBKの北の森に到着。



そして、数十秒で設営完了！


憧れの「イスだけ設営」です。

実は、我々の仲間（非ブロガー）が前日からTBKでキャンプをしていたのです。
この仲間は、昨年8月に同じくここTBKで一緒にキャンプをした仲間です。
なお、昨年は赤いビキニのフランス人も来ていましたが、今年は不参加です。

仲間のところにパラサイトするのでイスだけ出したという次第です。


我々が到着した時はまだ1人しか起きていませんでしたが、徐々に他の人も起きてきました。
そして、コーヒーをごちそうになります。
他人様に淹れてもらうコーヒーは美味しいです♪
さらに、トルティーヤを振る舞ってくれました。


昨夜の夕食として作ったところ、とても美味しかったので我々にもわざわざ作ってくれました。
ここに来る途中のクルマの中で、おにぎりとベーグルを食べながら来たので朝食は済ませたと言っているにも関わらず、作ってくれました。
そこまで言うなら、ということでいただいたところ、いやはやマジで美味しかったです☆

作ってくれたのはこちら。


ゆうくんとあこちゃんです。
ご本人たちの希望でノーモザイクです。
生産者の顔が見える安心のトルティーヤです。
なお、料理の写真の向こうに写るすね毛はゆうくんのすね毛です。



今年3月にみんなで新宿で飲んだ時のことです。
ゆうくんが
「以前から言おうと思っていたことがあります」
と神妙な口調で41号にこっそり話し掛けてきました。
何だろう？と思ったら
「実は、ブログ読んでます」






久しぶりに動揺しました。






この仲間にはブログをやっていることを伝えていなかったのですが、昨年8月に一緒にキャンプをした後、ゆうくんが改めてTBKをネットで検索していたら「物欲夫婦」なる輩が書いたレポがあった、と。
覗いてみたら、なんと自分たちが載っていた、と。

それ以来、ちょくちょく読んでくれていたようで、その半年後に衝撃の告白をされました。

なお、その時のキャンプで川に飛び込んだものの替えのパンツを忘れていたのが、何を隠そうゆうくんです。


今となっては我々が「物欲夫婦」だということを仲間はみんな知っていますが、でも物欲夫婦としてではなく、昔からの仲間として接してくれます。

そんな仲間の一人（♀）が
「『物欲夫婦』って響きはなんかエロいよね」
と、のたまいましたが、多数決で
「そう思うアンタが一番エロい」
という結論に落ち着きました。


しばらく話したところで、場内の混雑状況を見に行きます。


ビックリするくらい満員です。

東日本復興支援などのイベント以外でこんなにお客さんがたくさんいるのを初めて見ました。
っていうか、東日本復興支援に参加したことはありませんが、ブログで見たことはあります。

普段、怪しいキャンパーさんたちが集う東屋周辺も、この日は健全なファミリーキャンパーさんたちで賑わっています。
不思議な光景です。
そもそも、いま我々がいる北の森にビッシリお客さんが入っているくらいですからかなりの盛況ぶりです。
さすが7月の3連休。


北の森に戻って再びまったり過ごします。



北の森には妖怪がいます。


これはイヌジマという妖怪だそうです。
なかなか面白いコンセプトのもとで生まれた妖怪です。
コンセプトについてはこちらをご参照ください。
※いいサイトがあったのでリンク張りました。
ゆうくん、ありがとうm(__)m

最初はごく一部の人にしか知られていなかったようですが、最近は徐々に広まってきたらしく、それに伴いオークションサイトで「イヌジマ」を高値で売る心ない人がいると、ゆうくんが嘆いていました。



仲間のカップルが二人とも6月が誕生日だったので、二人へのプレゼントとして、スノーピークのコロダッチオーバルを差し上げました。


なお我々は、こちらのカップルから2年連続でスノーピークのコロダッチポットをいただいています。




フルーツなどをいただきながらまったりしていたらお昼になりました。
なお、フルーツの写真の向こうに写るすね毛はゆうくんのすね毛です。


みんなで集合写真を撮って、我々は一足先にTBKを後にしました。



最近はなかなか一緒にキャンプに行けないけど、今度はもっとゆっくりキャンプしようぜ！





































































TBKを後にした我々は、次の目的地に向かいました。



道志の中で最も山中湖寄りにある山伏オートキャンプ場です。
写真からは「山伏キャンプ場オート」と思われるかもしれませんが、「山伏オートキャンプ場」です。


キャンプ場に到着をし、受付をしようと管理棟に入るや否や、いつの間にか隣にコンシェルジュの方が立っていて、受付手順などを案内してくれました。
我々は山伏に来るのは初めてなのですが、さすが道志の中でも1・2を争う人気のキャンプ場。
なるほどどうやらこのキャンプ場にはコンシェルジュの方がいらっしゃるようです。



そのコンシェルジュの方をよく見たらkobapapaさんでした。


実は6月中旬に、kobapapaさんから
「7月の3連休に空きが出たので、よかったらどうですか？」
というご連絡をいただきました。

いつか山伏に行ってみたいと思っていましたし、3連休の出撃を諦めかけていたところだったので、渡りに船とばかりにありがたくそのお誘いに乗らせていただきました。
すると、サイトの予約から当日のチェックイン可能時間の交渉など、何から何までkobapapaさんが行なってくれました♪
kobapapaさんは山伏をホームとしており、山伏の全てを知り尽くしているので、初めて利用する我々にとって大変心強い存在です。


というわけで、恐らく通常はコンシェルジュの方はつきません。


専属コンシェルジュの案内で、指定された13番サイトに向かったところ、kobapapaさんと物欲41号には分かるメッセージが込められた目印を、サイトの入り口に付けていてくださいました。



そう、80年代前半から90年代前半を疾風のごとく駆け抜けた日本が世界に誇るバンド：バービーボーイズのツアータオルです。
なかなか憎い演出です。


バービーボーイズとは
（ブツペディアよりごくごく一部を抜粋）

バービーボーイズは、1984年9月21日「暗闇でDANCE」でデビューした、日本が世界に誇るロックバンド。
男女のツインヴォーカルが特徴的で、その編成から「ロック界のヒロシ＆キーボー」と表現されたこともある。
なお、ヒロシ＆キーボーは「3年目の浮気」をヒットさせた演歌デュオであり、それに気をよくして「5年目の破局」という曲をリリースしたものの、そちらは鳴かず飛ばずだった。

映画、ドラマ、ラジオ、演劇などバンド活動以外のフィールドでも活躍する2人のヴォーカリストが注目されることが多かったが、このバンドのコアとなる部分は日本が世界に誇るギタリストでありコンポーザーであり、物欲41号が今でも最も敬愛するギタリストであるいまみちともたか（イマサ）が織りなす詞やメロディー、そしてギターワークによって構成されている。

「いまみちともたか」という名前を聞いてもピンと来ない人も多いと思うが、かの有名な椎名林檎が東京事変結成時に加入を熱望したギタリストであり、残念ながら実現しなかった際には、バービーの名曲「C‘m’on Let’s go!」を(カバーではなく)コピーして、ツアーで披露した。
椎名林檎も好きな物欲41号は狂喜乱舞し、もちろんその曲が収録されているライブDVDを購入した。
椎名林檎の「ありあまる富」では、いまみちともたかがギターを弾いている。
もちろん41号はその曲が収録されたCDを購入した。
また、松田聖子や小泉今日子にも楽曲を提供したことがある。
残念ながら松田聖子の方は購入していない（KYON2は購入済)。



つまり何が言いたいかと言いますと、物欲41号の人格のほぼ全てはバービーボーイズによって形成されたということです。

もちろん、41号は大はしゃぎです。


モザイクが掛かっていて分かりにくいかもしれませんが、とやの沢でkamomeさんとのスポーツ5番勝負を制した時よりいい笑顔だったことでしょう。


この時の「on the Runツアー」は、タオルにも書かれている通り1987年～88年に行われたツアーで、大ヒット曲がないバービーの中でも比較的世間に知られている「女ぎつねon the run」（1987年4月1日リリース・オリコン最高位28位）という小ヒットシングル曲のタイトルに因んで付けられたツアータイトルです。
なお「女ぎつねon the Run」は三ツ矢サイダーのCM曲に使われたのですが、歌詞に出てくる「女ぎつね」という言葉のイメージがサイダーの爽やかなイメージに合わないということで、CM用には「子ぎつね」と歌い直されていたという豆知識もここに付け加えさせていただきます。



バービーについて書き出したら止まらないのですが、断腸の思いでこの辺でやめておきます。
続きをお聞きになりたい方にはキャンプ場でたっぷり朝までお聞かせして差し上げます。




さて、ぼちぼち設営に取り掛かります。

13番サイトはこんな感じです。


初めてのキャンプ場、もちろん初めてのサイトですが、どういうサイトかだいたいイメージが出来ています。

何故なら、ブツヨクリサーチ埼玉支局長であるオノボリさんから、13番サイトの情報の報告を受けていたからです。

オノボリさんがこの前の週に山伏に行かれることを知っていた41号は、オノボリさんに13番サイトのリサーチを依頼していました。
すると、オノボリ支局長は広さ、環境など詳細なレポートを送ってくれました。
上の写真はオノボリさんから送っていただいた写真です。

そのレポート受けた我々は、あまり大きな幕は張れないだろうと判断し、今回は小さめの幕をチョイスしました。

設営完了後の写真がこちら。



ノルハイム3とムササビのセットにしました。

設営が終わったら、さっそくかんぱ～い♪



その直後、kobapapaさんが
「もう（ビールを）開けちゃった？」
と聞いてきました。
ええ、ご覧のとおりですが。

するとkobapapaさんはガックリと膝を落とし
「冷蔵庫でキンキンに冷えているプレモルがあったのに…」
と、絞り出すような声で落胆した気持ちを伝えてきます。
我々のためにプレモルを冷やしてくれていたようです。
kobapapaさん、どうもありがとうございますm(__)m
お気持ちだけ頂戴いたします(^^;)


我々がビールを引っ掛けてまったりしていると、kobapapaさんが何かを持って我々のサイトにお越しになりました。


この日の朝に獲ったばかりの桃、江ノ電サブレ、そしてフェンダー・ジャズマスターの1/8スケールミニチュアです！
※桃の収穫の様子についてはkobapapaさんのこちらの記事をご参照ください。
昨晩、桃をいただきましたが、とっても甘くて美味しかったです♪
ありがとうございましたm(__)m

ジャズマスターは41号がメインで使っているギターです（色は違いますが）。
細かいところまで配慮が行き届いている専属コンシェルジュに感服いたしましたm(__)m



いただいてばかりでは申し訳ないので、我々もちょっとしたお土産をお渡しすべく、kobapapaさんのサイトにお邪魔しました。


kobapapaさんの幕と言えば、FAUDEのバダヴィ4Pです。

この幕、個性的な形でカッコいいです。
41号はこっそり「ガスマスク」と命名しました。
外観が個性的なだけでなく、中も広くて居住性が良さそうです。
そして、何より滅多にキャンプ場でお目にかかることはありません☆

ちなみにkobapapaさんはブロガーのクセにキャンプツールにはほとんど関心がありません。
よって、この幕のチョイスはmamaさんによるものです。
mamaさん、ナイスチョイスですよ！

そのmamaさんですが、とってもおキレイで、しかもお話しするととってもチャーミングです♪
mamaさんはピアニストです。

息子さんのRくんは明るく、賢そうなお兄ちゃんです。
Rくんもピアノを弾くそうですが、今はドラムに取り組んでいます。
将来はYoshiki的なアーティストになりそうです。

娘さんのAちゃんはちょっと人見知りの小学2年生。
しつこく話し掛けると嫌われそうなのであまりたくさんはお話ししませんでしたが、可愛らしい女の子です(^^)


愛犬のチョコちゃんです。

あまりキャピキャピしないワンちゃんですが、41号がチーズあられをあげ続けたら、お菓子をくれるおじさんとして認識してもらったようです。
なお、41号がチョコちゃんと遊んでいると、後ろでmamaさんがチョコちゃんのセリフをアテレコしてくれます。


kobapapaさんと言えば、このウェルカムボード。

光栄にも我々もサインさせていただいたのですが、不覚にもサイン後の写真を撮り忘れたので再現画像でご容赦ください。


そして、最近ご購入された愛車のハイエースです。

カッコいい☆
これなら何でも積めそうです。



ご挨拶を済ませたらキャンプ場内の散策に出掛けます。
ここでも専属コンシェルジュがエスコートしてくれます。



山伏オートキャンプ場、けっこう広いです。
前日2時間睡眠、そして昼食抜きでビールを呑んだところ既に顔が真っ赤な41号は軽く足に来ています。


さすが道志の中でも1・2を争う人気キャンプ場、ファミリーキャンパーさんたちで賑わっています。
皆さんどんな幕をお使いなのかなぁ、なんて観察しながら歩きます。

コールマンやSPの幕が大半を占める中で、50番サイトにはAsgardと通称…というには申し訳ないほどまるで浸透していない「緑のたぬき」すなわちヒルバーグの緑のタープを張っている方がいらっしゃいました。



こちらがdrftyy86さん改めmeetさんということで、kobapapaさんにご紹介していただきました。


「はじめまして、物欲夫婦と申します」

と、なるべく他のお客さんに聞こえないよう、小声でご挨拶させていただき、しばしお話しさせていただきました。

meetさんは、テーブルなど多くのキャンプツールを自作されており、スキルの欠如を金で解決する我々夫婦とは対極にいるキャンパーの鑑のような方です。
そして幕選びにも表れている通り、とってもオサレです☆

なお、上の写真は翌日に撮影したものですが、ご挨拶した時はサイドウォールを全てオープンにされていました。
遠くから見ると、屋根だけ浮いているようで面白かったです。





我々のブログでは初めて登場するキャンプ場なので、簡単に施設をご紹介します。



炊事場です。
管理人さんがこまめに掃除をしてくれるので、常に清潔でした☆


お湯が使えますが、お金を入れるタイプのようです。
いくらでどれくらい使えるのかはチェックしませんでした。


環境に配慮し、無リン洗剤以外は使用禁止です。
（洗剤は備え付けられています）
こういう取り組みは素晴らしいですね！
なお、備え付けの洗剤でも油汚れはしっかり落ちました。



これは我々のサイトに近い方のトイレで、奥の方にもう1ヶ所あります。
こちらは4つの個室があり、うち3つは洋式で、ウォシュレット付です。
もちろん、ソラオト基準は余裕でクリアです。
ただ、男女共用ですので、女性には抵抗があるかもしれませんね。



山伏名物の石窯です。
夕方には、ピザを持って行き来するお客さんの姿がたくさん見られました。
その光景も山伏名物です。



管理棟です。
チェックイン時とチェックアウト時しか寄らなかったので、詳しいことはよく判りません。
強いて言うなら、おじさんがたくさんいました。



ゴミ捨て場です。
道志のキャンプ場は生ごみのみ捨てられるところが多いのですが、こちらは缶や瓶も捨てられます。



こちらのサイトは色々なタイプがあります。
我々が利用した13番サイトのように、周囲から独立したサイトもありますが、写真のように広いところに複数のサイトを設けているところもあります。
グルキャンには適しているでしょうね。
ただ、隣と区切る木や植え込みがないので、全く知らない方がお隣にいたら少々気を遣うかもしれません。







さて、まだキャンプは始まったばかりですが、バービーボーイズについてかなりの行数を割いてしまったため、無駄に長くなりました。

でも、まだまだバービーについては語り足りません。




というわけで、特に何もしないキャンプが展開されるであろう後編に続く。