物欲夫婦の野営記録

ちょうど100本目の記事は、4/13(土)～14日(日)に行った本栖湖にある浩庵キャンプ場でのキャンプレポです。




前回のレポの最後にも少し書きましたが、当初は道志のあるキャンプ場に行こうと考えていました。
あるキャンプ場とは「オートキャンプしろいだいら」というところです。
ここは以前から物欲15号が目を付けていました。
こじんまりしていて、アットホームな雰囲気で、隠れ家的な感じが我々の好みに合いそうだったからです。
ただ、冬季はお休みのため、なかなか行くチャンスがありませんでした。

4/1から今シーズンの営業を開始するとのことで、いよいよ行ってみようかと思っていた矢先に、4/10発売のBE-PALにて紹介されました。

メディアの影響力は侮れません
もしかしたらとても混んでいるのではないかと思い、今回は見送ることにしました。


じゃあどこに行こうか？

道志で我々が最もおススメするニュー田代オートキャンプ場(通称NTS）はGWから今シーズンの営業が開始となります。
可能であれば開けてもらえないかなぁと思い、一応電話はしてみましたが、管理人の奥様がとても申し訳なさそうに
「今シーズンは4/27からなんですぅ」
とおっしゃったので、常連面してそれ以上無理を言う度胸はありませんでした。


次に、まさ＆あつさんが一度訪れ、たいそうお気に召された「オートキャンプせせらぎ」が候補に挙がりました。
キャンプ場の雰囲気も良さげなのですが、それよりもむしろ、キャンプ場とは思えないほどグロテスクな看板を見てみたかったのです。

ただ、電話をしたところ、こちらもGWからの営業ということでした。



そこで最終的に、こちらも以前から行きたいと思っていた、本栖湖にある浩庵キャンプ場に行くことにしました。
ここは通年営業しており、事前予約不可のキャンプ場です。

けっこう有名なキャンプ場なので皆さんご存知のことと思います。
我々もけっこう前から行きたいと思っていましたが、行ったことがありませんでした。


今まで行かなかった理由、それはトイレです。




「お化け屋敷」とも称されるこちらのトイレ。

トイレはそれなりにキレイであってほしい、という我々の基準から大きく外れる佇まいにつき、今まで浩庵でのキャンプを見送っていました。
しかしそれがリニューアルされ、とてもキレイになったという話を聞いたので、今回行ってみることにしました。


浩庵を選んだもう1つの理由は日本が世界に誇る霊峰、富士山です。
今年に入ってから、やけにピーナッツの国方面への出撃が多く、まだ富士山ビューのキャンプをしていませんでした。
実は、今週末も富士山を見ながらキャンプをすることは以前から決まっていたのですが、富士山は何度見ても良いものなので気にしません♪




ところで、今回は久しぶりの夫婦2人でのキャンプです。

グルキャンのレポのように、面白エピソードがあるわけではありません。
最近我々のブログを読み始めていただいた方はご存知ないかもしれませんが、基本的に我々は、飲んで食べて寝るだけのキャンプを展開しています。
いつも通り特別なことは何もせず淡々と過ごしたので、レポも淡々と綴ってまいります。


したがって、特に面白いことはありません。
ここまで書いてからお伝えするのもなんですが、笑いを求めている方は鮮やかにスルーしていただくか、笑いどころがないのを覚悟でお付き合いくださいm(__)m













…今回ばかりは本当にありませんよ！











では、キャンプの話に戻ります。



浩庵キャンプ場は8時から受付開始です。
また、先ほども言いましたが、事前予約を受け付けていません。
したがって、当日早い者勝ちということになります。
こういうの、けっこう得意です♪


6時に自宅を出発し、7:40頃に現地に到着。


すでにキャンプ場入口には1台クルマが停まっていたので、我々は2番目でした。
なお、受付はキャンプ場入口にあるロッジで行ないます。



受付を済ませたら、キャンプ場内に入ります。

設営場所を検討するワケですが、こちらには大きく分けて湖畔エリアと林間エリアがあります。

湖畔エリアはまさに湖の目の前！
湖の向こうには富士山が見えます☆
このように開放感抜群ですが、トイレや炊事場に少々遠くなります。
さらに、湖畔ゆえに傾斜がかなりキツイです。
何度もお越しの方は、いい塩梅のところをご存知なんでしょうね。

一方の林間エリアは木々に囲まれているため、湖畔に比べると眺望は制限されますが、地面はフラットです。
また、トイレや炊事場に近くて便利です。
木々に囲まれているため、夏は涼しくていいでしょうね。


現場を見るまでは湖畔に張ろうと思っていたのですが、検討の結果、今回は林間エリアにしました。
実際に湖畔エリアも見に行ったのですが、思った以上に傾斜してましたね(^^;)
寝相の悪い15号がうっかり水没してしまう恐れがあります。
また、林間サイトでも日当たりが良く、翌日の乾燥撤収にも影響がなさそうです。
さらに、林間サイトの中で最も湖寄りのところにしたので、富士山がよく見えます♪



場所を決めたらさっそく設営開始！



MSRのTWIN BROTHERSです。
今回は　じめ　ては　る幕です。
これ、立ち上げるだけなら5分と掛かりません♪
設営の手軽さという面では、我が家が持っている幕の中で最優秀です☆

一応、フットプリントもあるのですが、今回は使いません。
また、もともとコット寝をするつもりで準備していたのですが、現地に来てみたところ石がゴロゴロしていたので、やはりコット寝にしてよかったと思います。



中はこんな感じです。
2人で過ごすには十分です♪

というわけで、設営完了！


皆さんご存知だと思いますが、この幕は決してマニアックな幕ではありません。
むしろ有名と言ってもいいと思います。
その証拠に、今回さほど広くない浩庵キャンプ場で、我が家も含めて3組が同じ幕を張ってましたから。
我が家の後方、少し離れたところでは5組くらいで開かれていたグルキャンの中に１つありました。
すぐお隣でデイキャンで来ていたご夫婦もツインブラザーズでした。
まぁ、ここまで被るのはさすがに珍しいと思いますが。



あ、日中のリビングは別の場所にしました。



1段下にあるスペースで完全青空リビングにしました。
翌日、鼻の頭の皮がむけました。

実はTWIN BROTHERSに合わせて同じMSRのZingを持って来ていたのですが、陽射しが気持ちよかったことと、張るのが少々億劫になったので、今回は張りませんでした。
したがって、Zingのポールを持ってくるのを忘れたことは、自宅に帰ってから気付きました。


青空リビングにてCin cin♪



今回はビールではなく、ロゼのスパークリングワイン（カヴァ）です☆
15号が「今回はなんとなくイタリアンな感じで」ということだったので。


なお、このカヴァはスペイン産ですが、雰囲気重視の我々に細かいことは分かりません。
美味しくいただきました♪


しばし富士山を眺めながらまったりします。
平日はなかなか皆さんの記事にコメントする時間がないので、皆さんの記事を拝読し、コメントを入れたりしていました。


続いて、ランブルスコのドルチェという、名前からして明らかに甘口の微発泡ワインです。


最近我が家はランブルスコブームです。
なお、ランブルスコは偶然にもイタリアのワインです。
甘くて飲みやすくて美味しかったです♪


ワインを2本空けたところで場内をフラフラします。
41号の足取りは実際のところ少しフラフラです。



まずは、生まれ変わったトイレです。



男性用の個室は洋式2・和式2。
（洋式は暖房機能・洗浄機能ともにありません）



清潔に保たれ、ソラオトさん基準も余裕でクリアしていると思われます。
なお、照明は人感センサーです。


続いて炊事場です。



こちらもキレイです。
そして、照明は人感センサーです。

ただ、一部のお客さんがゴミを置きっぱなしだったのは残念でしたね(--;)


次は湖畔エリア全景です。


けっこう広いです。
目の前が湖なので、水遊びをされる方々には最高のロケーションだと思います。



ただ、しつこいようですが、傾斜はかなりキツイです。
テントが傾いて立っていました。



林間エリアはこんな感じです。


さほど広くはありませんが、木々に囲まれて過ごしやすいです。




自分たちのサイトに戻り、昼食の準備をします。


ランチのメニューはいつもの袋ラーメンではありません。
パスタです。
何せ、イタリアンがテーマなので。



レトルトだろうが何だろうが、イタリアンです。


出来上がりはこちら。



写真では判りにくいかもしれませんが、うっかりけっこうなボリュームの麺を茹でてしまいました。
「これ全部茹でるの？」
と15号は多少懐疑的でしたが、既にほろ酔いだった41号が
「いてまえ」
と言ったために、特盛のパスタになってしまいました。

カロリー摂取過多な上に、パスタソースが足りなくて薄味になるという、踏んだり蹴ったりな結果になる懸念がありましたが、美味しく食べられました。
かなり満腹になりましたけどね(笑)



食後は歩いてロッジの方に向かいます。
けっこうな坂道をてくてく登ります。

実はロッジの目の前が展望ポイントになっています。

皆さん、壱千円札のこの絵柄をご存知ですよね？


この絵柄のもととなる写真は、ロッジの目の前から撮影されたものです。
そして我々は、この絵柄と同じ景色を見ることができました！


※この写真は、我々のテントの目の前から撮影したものです。

風がなく湖面が穏やかな時でないと見えません。
我々が滞在中もこの一瞬しか見えませんでした。
この景色が見えた瞬間を見逃さなかった15号を褒めてつかわそうと思います。
本当にラッキーでした☆
これでこそ、浩庵まで来た甲斐があったというものです！


自分たちのサイトに戻り、またノンビリします。
少し風が出てきました。
この日は関東地方はかなり暖かかったようですが、ここは標高が高いので少し涼しく感じます。

15時頃に幕の中に入り、コットに寝転がりながらアウトドア雑誌なんぞを読みます。

5ページも読まないうちに眠たくなってきたので、本気の昼寝体制に入ります。











目が覚めたら18時頃でした。


日照時間が延びたとはいえ、さすがに薄暗くなってきました。



ぼちぼち夕食の準備に取り掛かります。


今夜のメニューは、



ポークチリビーンズ。
これは簡単ですが美味しいので好きです♪
ただ、イタリアンか？と言われたら、恐らく違うでしょう。
でも雰囲気重視の我々には関係ありません。



鯛のカルパッチョ。




フランスパン。
これ、メッチャクチャ堅いんですけど、とてもいい味をしています♪
さすがFauchon☆
そして明らかにイタリアンではありません。
でもまだ何となくそれっぽいのでセーフとします。




韓国風サラダ。
もはや言い逃れは出来ません。
なぜなら韓国のりがのっかっているからです。


全部並べるとこんな感じです。
食事のお供は、白ワイン(チリ産)にしました。




どれも美味しくいただきました♪




食事の後は焚き火を楽しみます。



ここは直火OKのキャンプ場なので、久しぶりに直火で焚き火をしました。



存分に焚き火を満喫し、24時頃に就寝。
星がキレイでした☆












翌朝、5時前に起床。



何故こんなに早起きをしたのか？

日の出の時の富士山を見たかったからです。


ほぼ寝間着の状態で、えっちらおっちら展望スポットまで歩きます。
朝の散歩にはなかなかハードな坂道です。



展望ポイントに着くと、何人かの方がカメラをセットしてお待ちでした。

5時を過ぎ、東の空が徐々に明るくなってきました。
が、ダイアモンド富士のように、富士山と太陽が重なるわけではありません。

したがって、一体いつが撮影のベストタイミングなのか、我々にはさっぱり判りません。

とりあえず何枚も写真を撮って、我々のサイトに戻ってきました。



夕方の富士山と何が違うんだ？というツッコミはノーサンキューです。


富士山with朝日を見たら二度寝しようとも思ったのですが、そのまま活動を開始することにしました。


まずは恒例行事、豆をゴリゴリして、モーニングコーヒーを飲みます。





しばらくしたら、朝食の準備を始めます。

ベーグルを軽くトーストします。


スクランブルエッグを焼き、ベーコンを炒め、トマトを切り、リーフレタスを並べます。


それらをベーグルで挟んで食べました。


スープはクラムチャウダーです。



ベーグルサンドは食べごたえがありました。
美味しかったです♪





朝食後はぼちぼち撤収を始めます。


撤収の最中に他のお客さんから
「すみません」
と声を掛けられました。
はて？何だろう？と思ったら
「これ、手作りですか？」
とのこと。


自作のテーブルやイスを作らない我が家に自作のモノなど…

あ！
ありました！









物欲15号製作によるButz-Yock-22ブランド渾身の手作りアイテム、「目を閉じておいでよ　くん」です！

声を掛けていただいた方も、我が家と同じようにツーバーナースタンドをゴミ箱として使っているようで、やはり外からゴミ袋が見えてしまうことに悩んでいらっしゃるようでした。
そこで、こんな感じになってます、と構造をご説明させていただきました。
目を閉じておいでよくんを目に留めていただいて嬉しかったです♪


ところで、設営／撤収って、幕を立てたり畳むよりも、幕の中のモノを出したり片付けたりするのに時間が掛かるものですよね。
今回使ったツインブラザーズは立てるのも片づけるのもあっちゅー間でしたが、シュラフやコット、小物類を出したり片付けたりするのに時間が掛かりました。



そんなこんなで10:30には撤収完了！

もう少しゆっくりして行ってもよかったのですが、風が強くなってきたし、帰ってからやりたいこともあったので、早めに帰ることにしました。




浩庵キャンプ場は富士山がキレイに見えるし、適度なワイルドさがあるし、トイレがキレイだし、我々好みのいいキャンプ場だと思いました。
この時期は比較的空いているので、特に過ごしやすかったです。
ただ、GWや夏休みの時期は相当混むでしょうね。
「受付に20台以上クルマが並んでました」
というお話を聞いたことがあります。

また空いている時期に行こうと思います！




















ところで。


以前、のぞみパパさんの娘さんであるのぞみちゃんのお母さんすなわちのぞみママさんから、自宅で育てる青じそのキットをいただきました。





だいたい2ヶ月半くらいで食べられるようになるそうです。

これから種を蒔き、今後はときどき、青じその生育状況をご報告したいと思います♪












週末の関東近郊はあまり天気がよろしくないようですね(>_<)


でもキャンプに行ってきます♪