ゴールデンウィークなんてはるか遠い昔の出来事に感じる今日この頃。
連休前の4/27、孤高のアウトドア誌:Fielder Vol.69が発売されました。
前号Vol.68のご紹介で「世界最速!」なんていい気になっていましたが、今回は過去最遅タイかもしれないくらい遅くなってしまいました。
まぁでも仕方ありません。
見本誌が届いたのが4/27(木)でした。
4/29(土)にはピーナッツ国で試飲会を行なうため、前日28日はその準備で大忙し。
GW後半は仲間たちと道志村でキャンプ(※概ね6年後にレポ公開予定)。
5/7は、いまみちともたかHigh Timeのライブにお客さん&物販スタッフとして参加と、大忙しだったのです。
GWが明けてからも結構忙しくしており、物欲41号のタスクリストには
「Fielderブログ執筆」
と早々に書いてあったものの、優先順位が相対的に高くなかったため、着手が遅くなったことは偽らざる事実です。
でも皆さんご安心ください。
先週土曜日に某アウトドアショップに行ったところ、書籍コーナーに置かれていました。
今からでもギリギリ間に合います。
しかし、見本誌をいただいてるにも関わらず、我々が2冊買ったため、もしかしたらもうなくなっているかもしれません。
まだご購入されていない方は本屋あるいはアウトドアショップにお急ぎください!
というわけで、誌面の紹介といきましょう。
今回のコンテンツはこんな感じ。
今回の大特集は“真・野営飯ガイド”です。
「シン・野営飯ガイド」にしなかったところに「安易に流行りには乗らないぜ」というFielderのパンクスピリッツを垣間見ることが出来ます。
キャンプでの食事って難しいですよね。
我々も未だに悩んでいます。
野外は自宅と比べて調理する環境が整っていないことを踏まえれば、SNS映えを目論んで、自宅でも作らないような手間のかかる料理を作る気は毛頭ありません。
なるべく手間をかけないというのが我々の基本スタンスです。
しかし、手間の削減に捉われ過ぎると、恐ろしく貧相なメニューになってしまいます。
そうなると「そこまで手間を掛けたくないならキャンプに行かなきゃいいじゃん」と思えてしまいます。
このあたりのバランスがとても難しい…。
初めに紹介されているオールドアメリカンなメニューは、物欲夫婦的基準ではまぁまぁ手間を要するけど、キャンプらしいメニューとなります。
アメリカンの次はインディアンなわけです。
キャンプとカレーは相性が良いように言われますが、きっとそれは林間学校などでカレーを作るケースが多かったことが影響しているのではないでしょうか。
多くの方にとって初めてのアウトドア体験で作った料理がカレーだったため、その印象が強く残っているというのが物欲41号の考察です。
では何故カレーを作ったのかというと、嫌いな人が少なく、誰でも食べられるから。
もちろん、人参が苦手な子がいるとひと悶着あるでしょうが。
こう書くとキャンプとカレーとの親和性に疑問を抱いていると思われるかもしれませんが、物欲41号はキャンプ場で食べるカレーが大好きです。
もちろん、多くのご家庭で食べられているようなカレーも好きですが、2021年の夏にキャンプ場でいただいたビリヤニは本格的でとても美味しかったです。
(この時のレポは概ね5年後に発表予定)
なお、本誌でもビリヤニの作り方が紹介されていますので、是非ご参考に。
食事の後はやっぱりコーヒーですよね。
ということで…あっ!
我々が毎回楽しみにしている筆者の方が、なんと特集記事に出ているじゃありませんか!
確かに焙煎士とは聞いていましたが、焚き火で焙煎なんて出来るんですかねぇ?
そんな疑問を抱きつつ読んでいたら、さらにビックリしました!
髪の毛がボッサボサ…
記念すべき誌面初顔出しがこれでよかったのでしょうか?
ただでさえ髪が伸びているところ、この日は風が強く、河川敷のキャンプ場での撮影だったためその影響は甚大だった…と推測されます。
気を取り直して記事を読んでみましょう。
なんと焚火焙煎のHowToと抽出のHowToが、なんと4ページにもわたって紹介されています。
とても充実した内容です。
ほほぉ、どうやらメスティンを使って焙煎をしたようです。
確かにメスティンならお持ちの方が多いので、自分でもやってみようかなと思えるでしょう。
ふむふむ、生豆投入前の予熱から煎り止めまでのプロセスがかなり詳細に紹介されています。
これだけ詳しく教えてくれれば、私でも出来そうな気がしてきました。
後半は抽出方法のHowToです。
ここでも、抽出量に対して適切な豆の量、焙煎度に応じた適切な湯温などが詳しく紹介されています。
とても参考になりますね。
ん?ちょっと待てよ。
この筆者の方の連載「野外珈琲考」では、連載開始からこれまで、やれ豆の重さだの粒度だの、お湯の温度だの、ドリッパーの種類だの、抽出の前段階に留意すべき点について紹介してきましたが、肝心の抽出方法についてはもったいぶってまだ触れていなかったはず。
それなのに、ここでこんなに詳しく書いてしまったら、今後の連載で何を書くつもりなのでしょうか?
筆者の方も、今ごろ頭を抱えているかもしれません。
まぁ、我々は無責任に今後の連載を楽しみにしようと思います。
今回はメスティンを使った焚火焙煎でしたが、本誌内でも紹介されている別のツールを使ったらどうなるのか、興味が湧いてきました。
また抽出についても、よりFielderらしいスウェーデン式の煮出しコーヒーという淹れ方があるので、それも是非試して欲しいです。
続編に大いに期待したいと思います。
ところで、この特集記事の文章も、あの連載記事の筆者の方が執筆したようです。
いい文章を書きますねぇ。
文字数のコントロールだってやればできるじゃないですか。
きっと
「ライターのお仕事もお待ちしています♪」と思っていることと思います。
さて、食後のコーヒーとくれば、スイーツも欠かせませんよね。
Fielderだってそのへんは抜かりありません。
料理の次は、調理具の紹介です。
焚火台、バーナー、クッカー、ナイフ、カトラリーなどが幅広く紹介されています。
そういえばMUKAストーブ持ってるなぁ、全然使ってないなぁ…。
穏やかな前半を終え、モノクロページを挟んで後半に続きます。
中には物足りなさをお感じの方もいらっしゃるかもしれませんが、ご安心ください。
Fielderに鹿は欠かせません。
これは「カムイとともに生きる猟師」という記事のワンカットです。
そういえば「ゴールデンカムイ」という漫画がありますが、あれ面白いですね。
ところで、Fielderの編集部には予知能力をお持ちの方がいるのではないかと、時々思うことがあります。
何故なら、今号にこのような記事があったためです。
改めて整理すると、今号は4/27に発売されました。
そして、石川県珠洲市震度6強を観測した大きな地震が発生したのは5/5。
今回の記事は、南海トラフ地震について書かれているので、地域は異なりますが、この記事のおかげで難を逃れたという方が少しでもいらっしゃれば幸いです。
ちなみにコレ、今回だけの話ではないのです。
過去にも、甚大な災害が起こる直前に、その災害に備えるにはどうすべきか…という記事が掲載されていたことがありました。
(記憶が定かではないのですが、大水害があった時だったような)
あまりにもピッタリなタイミングに、前述のような考えが浮かぶのです。
そんなオカルト感とは全く無縁の連載記事を、毎回我々は楽しみにしています。
今回は“ドリッパーの特徴を知ろう”の後編ですね。
前回は“前編”として円すい形型のドリッパーについてだったので、今回は“後編”として台形型のドリッパーを中心に、様々な紹介してくれるようです。
物欲41号もコーヒーを淹れることが趣味ですが、ドリッパーによって淹れ方が違えば味わいも違います。
どれが良い/悪いではなく、それぞれの個性なので、飲む人の好みに合うモノを選べばいい…と、筆者の方は述べています。
私も全く同感です。
さすが、この筆者の方は高い視点で物事を捉えていらっしゃる。
終盤のカラーページに、美しい海岸の写真が載っています。
日川浜かぁ、以前は度々キャンプに訪れていました。
海岸でスタックしたkamomeさんのクルマを助けようとして巻き添えを食らったあの忌々しい出来事からもう10年以上経ったと思うと、光陰矢の如しという言葉の重みを痛感します。
もちろん、日川浜には何の罪もありません。
人気俳優田中要次さん(BoBAさん)の連載も健在です。
おっと、見逃すところでした!
あのお店のオリジナルグッズが、なんと読者プレゼントになっているじゃありませんか。
これは応募しなければ!
応募には巻末についているハガキに必要事項を記入して、投函する必要があります。
ということは、立ち読みではダメということです。
我々は何としてもあの素敵なカップとコットントートバッグが欲しいので、合計3冊手に入れました。
応募締め切りは6月30日なので、まだ時間はあります。
まずは急いで本誌を
複数冊購入し、アンケートハガキの「今回おもしろかった企画」に
「12」という数字とともに
「筆者の方の知識と知性溢れる文章に感銘を受けたため」と記入して投函しましょう。
というわけで、孤高のアウトドア誌、Fielder最新Vol.69は、概ね3週間前の4/27より全国の書店・アウトドアショップにて発売されおりますが、まだ店頭在庫はあると思います。
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