日付が変わって本日2/28、孤高のアウトドア誌:Fielder Vol.68が発売されます。
前号Vol.67のご紹介が発売日から概ね3週間後になってしまったという反省を踏まえ、今回は世界最速でレポートしたいと思います。
ライバルに先を越される前にこの記事をアップするためには、いつものような無駄に長い前置きを書いている場合ではありません。
こうしている間にも誰かがFielder Vol.68のレビューをどこかに投稿しているかと思うと気が気ではありません。
世界最速と言えば陸上短距離界におけるウサイン・ボルト、F1界ではアイルトン・セナ、ギター界ではイングヴェイ・マルムスティーンなどが挙げられますが、物欲夫婦はFielder紹介記事界における世界最速を目指しているのです!
※ただし、今回限り。
そもそも何故Fielderの紹介記事を毎回書いているのかというと遡るこ…すみません、さっさと書きます。
今回のコンテンツはこんな感じ。
今回も充実したラインナップです。
冒頭に見逃せない情報を発見しました。
Fielder公認キャンプ場の詳細が公開されました!
場所は沖縄県渡嘉敷島、那覇から高速船で40分のところにある島だそうです。
しかし、毎回夜逃げ並みの道具をクルマに積んでキャンプに行っている我々としては、沖縄まで自前のギアを持参するのは相当にハードルが高いです。
皆さんも同じようなご心配をされているでしょう。
でもご安心ください。
なんでも、各メーカーの本格ギアをレンタルできるため、手ぶらでキャンプができるとのこと。
これで大きな問題が1つクリアできました。
私は沖縄には5~6回行ったことがあります。
しかし純粋なプライベートで行ったのは1回のみで、他は全て仕事での弾丸ツアーでした。
さすがに日帰りはしませんでしたが。
沖縄のメジャースポットを堪能済みとは言えない現状において、 “年中キャンプをしている我々が、果たして魅力的なスポットが数多ある沖縄にてキャンプをするのだろうか?”という問題が発生しました。
もしまたプライベートで沖縄に行けるなら、美ら海水族館でジンベイザメを見たいし、石垣島で牛車に揺られたいし、国際通りで泡盛を飲みながらイーヤーサーサーしたいと思ってしまうのではないかという懸念は拭い去れません。
沖縄県外に住んでいながらも、沖縄でキャンプをしたいという人こそ、真のキャンプ好きなのかもしれません。
Fielderによって、私はまだその境地には達していないことに気づかされました。
美しい海の写真が載っているページをめくると、大特集“ブッシュクラフトキャンプの手引き”が始まります。
このコントラスト、さすがFielderです。
「サバイバルキャンプ」と「ブッシュクラフトキャンプ」。
どちらもFielderでよく取り上げているテーマですが、その違いについてリード文にとても興味深いことが書かれているので、エッセンスのみ紹介します。
「サバイバルキャンプ」は自然と
対峙して技術的側面から過酷な環境を生き抜くことが目的。
「ブッシュクラフトキャンプ」は自然と
共存して精神的側面から過酷な環境を豊かな生活の場と捉える思想そのもの。
つまりブッシュクラフトキャンプは、楽しむ要素がより強いということですね。
そして、無理に自分を追い込むのではなく、普段のキャンプに少しずつ要素を加えていけばいい、とも書かれています。
なので、こんなお手軽な食事でも構わないということです。
今は各メーカーからパップテントっぽいものが色々と発売されているんですね。
こういう遊びは面白そうです。
そんなパイプやサイドテーブルなどを作る道具も紹介されています。
その他、手袋や靴、ジャケット、バッグ、ナイフ/斧などなど、ブッシュクラフトで使えるギアが幅広く紹介されています。
そんな充実の大特集に続いてページをめくっていくと、Fielderでは欠かせない服部文祥さんの反消費廃村生活記です。
皆さんが楽しみにしている鹿の解体写真もしっかり掲載されています。
社会派アウトドア誌Fielderは、現代社会で起こっている事象についても、リアルな視点から切り込んできます。
この記事は、義勇兵としてウクライナのために戦っている方に取材したものです。
以前は反社会的な組織に属していたり、いわゆるアウトローな方なのですが、読む前と後では、印象がずいぶん変わりました。
これまたFielderらしく、本当の意味で命を懸けた取材記事です。
…と、なかなかに重めの記事が続いた後に、私が毎回楽しみにしていて、かつ緊張感の欠片もない連載記事が掲載されています。
今回は
“ドリッパーの特徴を知ろう”というテーマのようです。
これまでは、やれ粒度だの温度だの小難しい話でしたが、今回は少しだけ視点が違っていて、道具にフォーカスされています。
そうなんですよねぇ、ドリッパーによって適切な淹れ方が違うし、そもそも“どんなコーヒーを淹れたいか”によって使うドリッパーが違うんですよ。
それを理解すれば自分が使うべきドリッパーが分かり、そのドリッパーに合った淹れ方をすることで、自分がイメージしたコーヒーに近づけるということです。
さすが筆者の方、よく分かっていらっしゃる!
今回は“前編”として円すい形型のドリッパーについて、次回は“後編”として台形型のドリッパーを紹介してくれるようです。
なので、ネタバレいやあまりにも確度の高い予測をしてしまうと次号の楽しみがなくなってしまうので、ここではあまり多くを語らないことにします。
これはあくまでも推測ですが、筆者の方は、当初は1回で終わらせるつもりで書き始めたものの、書きたいことがどんどん出てきて普段の倍くらいの文字数になったため、やむなく前後編という構成にしたものと思われます。
後半もいつもの連載記事を中心に、興味深い記事が目白押しです。
人気俳優 田中要次さん(BoBAさん)の連載も健在です。
というわけで、酸いも甘いも噛み分けた現代社会で戦う大人のアウトドア誌、Fielder最新Vol.68は、本日2/28より全国の書店・アウトドアショップにて発売されます。
Check it!
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