今回のコンテンツはこんな感じ。
冒頭に注目ギアが紹介されているのですが、いくつか気になるモノがありました。
キャンパー御用達のSUBUの難燃仕様です。
表面素材がコーデュラとのことで、焚火の火の粉が飛んできても燃え難そうです。
カラーバリエーションが気になるところです。
続いては、焚火に直接かけられるケトル。
素晴らしい機能美です。
私もキャンプ用のケトルをいくつか所有していますが、火に突っ込む用とそうじゃないものは使い分けています。
数年前に、グランマのコッパーケトルを真っ黒にして使っている様子の画像をよく見かけました。
個人の好みなので他人がとやかく言う話ではありませんが、ケトルがかわいそうだなぁ…と思ったものです。
・・・とギアのチョイスからピンとくる方もいらっしゃるかもしれませんが、今回の大特集はFielderが最も得意とする焚き火です。
特集のタイトルは「大人の火戯び」
ところで、まさに“オトナの火遊び”をテーマにした楽曲があることを皆さんはご存じでしょうか?
キャンプをテーマにした楽曲を高らかに奏でるバンド:MorningBeersの「Be Wild!」という曲です。
ご存じない方はSpotifyやYouTubeMusicで聴けますので是非一度お聴きください。
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焚き火のことを歌っているのか、はたまたオトナの男女の許されざる情事のことを歌っているのか…
一聴してどう受け取ったかでアナタの人間性が試されます。
話が逸れました。
中央の図は、Fielder読者なら何度も目にしたことがあるでしょう。
薪が燃えるメカニズムを正しく理解することで、スマートに焚き火を楽しむことが出来るのです。
なかなか火が着かない…すぐ消えてしまう…そんなお悩みをお持ちの方は、是非“買って”お読みください。
今回の特集はかなり充実しており、1つ1つ細かくご紹介していったらえらいことになりそうなので、かいつまんでご紹介します。
ワクワクするギアは焚き火にも必要ですよね。
ここでは独創的な焚き火台が紹介されています。
当然ながら、焚き火には薪は必要です。
「うん、そんなの知ってるよ。だから管理棟で売ってるじゃん」
ではその薪はどんな性質を持った木からできているのか、気にしていない方もいるかもしれません。
木の種類によって、焚き火の初めに使うのが適切なのか、中盤で使うのが適切なのかが異なります。
ここでは、基礎知識から優しく教えてくれます。
ところで、歌詞の中に「針葉樹」「広葉樹」「スギ」「ナラ」といったワードが出てくるMorningBeersの「Be Wild!」という曲をご存じでしょうか?
ご存じない方はSpotifyやYouTubeMusicで聴けますので是非一度お聴きください。
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がらっと趣向が変わり、パイプのお話です。
物欲41号が勤め人だった頃、職場の喫煙所でパイプを吸っている方がいました。
「へぇ~、珍しいなぁ」と眺めていたのですが、パイプにたばこの葉を詰める際にボロボロとこぼしていて、お世辞にもスマートとは言えなかったですねぇ…
パイプは吸う前後の所作も含めてカッコよく吸いたいものです。
焚火料理について、ダッチオーブンをはじめスキレットや飯盒など、調理器具別のレシピを紹介してくれています。
先ほどは焚火台でしたが、ここでは革手袋やファイアスターターなど、周辺のギアについて紹介されています。
とまぁ、こんな感じで盛り沢山な大特集になっています。
センターには今回もBook in Book形式での付録、図解サバイバル読本がついています。
今回のテーマは「野食(狩猟)編」。
真夏のクソ暑い中で行なったキャンプで久しぶりに会った仲間と話していた時、41号のロースター開業の話から
「オレもやりたいことがあるんだよね…猟師」
と言っていた仲間がいました。
そんな彼に是非とも読んでほしいと思います。
ここまで丁寧に、猟師となるための段階を説明してくれています。
もちろん、猟師になるだけでなく、銃の種類や散弾銃の弾の選び方など実践的な知識も教えてくれています。
なお前出の彼は、決してその場の冗談ではなく、本気で言っていました。
彼のために私に何が出来るか考えてみました。
狩猟の現場に同行させてもらえるようFielder編集部にお願いしてみることなら出来るかもしれません。
もちろん、実現した暁には集合場所まで私が責任をもってお連れしますが、その先は一歩たりとも行きません。
後半に入り、カラーページが終わった直後、私が楽しみにしている連載がありました。
なるほど、今回は「器具に合わせて豆の粒度を変えよう」がテーマのようです。
前回が「淹れる直前に豆を挽こう」でした。
「じゃあ一体どう挽けばいいんだよ!」
という読者の方のニーズに応えた素晴らしい流れです!
キャンプ場ではドリッパーを使って抽出する方が多いと思いますが、キャンプ場でできる方法はそれだけではありません。
パーコレーターもキャンプとは相性が良いですし、フレンチプレスは比較的安定して抽出できるので、お使いの方も少なくありません。
そして、それぞれの器具によって適切な豆の粒度が異なる…ということを、筆者の方は我々に伝えてくれています。
いやぁ、いつも思いますが、勉強になるコーナーですね。
次はどんなテーマで綴ってくれるのでしょうか。
今から2ヶ月後が楽しみでなりません。
今回は大特集の内容がいつも以上に充実していたので、他の記事を細かくご紹介する余力がなくなってしまいましたが、それ以外にも魅力的な記事がたくさんあります。
本誌に欠かせない服部文祥さんの反消費廃村生活記。
メタバースってなんのこと?という世界です。
利便性に囚われた我々の生き方はいつまで続けられるのだろうか…と考えさせられます。
テレビでも大活躍の田中要次(BoBA)さんの連載も健在です。
量産型ザクが出てきた時点で心を掴まれました。
社会的なトピックスにも力を入れているFielder。
ロシア・ウクライナ戦争のリアルを報じています。
この写真を見て、某有名バンドのアルバムジャケットを思い出したのはここだけの話です。
もしかしたら筆者=撮影された方も、秩序のない現代にドロップキックをかましたかったのかもしれません。
というわけで、「いまコレ言っとかないとヤバくない?」と自己アピールのための流行り言葉のように使われているSDG’sの本質を、多くの大企業のような口先ではなく体を張って我々に伝えてくれる孤高のアウトドア誌:Fielderの最新Vol.66は、急いで書いた努力も虚しく日付が変わって昨日10/31より、全国の書店、アウトドアショップなどで発売されています。
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