少々遅くなりましたが、明けましておめでとうございます、物欲夫婦です。
そして今から1ヶ月近く前の話で恐縮ですが、4年に一度のサッカーの祭典FIFAワールドカップ™2022カタール大会は、世界中の多くの皆さんのお望み通り、今回でワールドカップは最後と公言していたメッシ擁するアルゼンチンの優勝で幕を閉じました。
ちょっとトゲのある言い方になりましたが、物欲41号は日本が負けた時点でどこのチームが優勝するかよりも、純粋に良い試合が見たいと思っていました。
そんな中、決勝戦でのどこかのサッカー浪人による極端なアルゼンチン贔屓の解説に若干嫌気がさし、「フランス頑張れ!」と思ってしまったことは事実です。
ただ、今大会は日本も含めてジャイアントキリングや接戦が多く、これまで見た中で最もエキサイティングな大会でした。
なお、物欲41号はもう次の2026年大会に気持ちを切り替え、田中碧選出から受けたパスを体を反転させながらワンタッチではたき、フランスの守備陣の裏を抜けるスルーパスを堂安選手に通すイメージトレーニングに余念がありません。
ところで、冒頭の写真でメッシが掲げているワールドカップのトロフィー。
大阪では一家に1台たこ焼き機があると言われているのと同様、全世界の家庭に1つはレプリカのトロフィーがあると言われています。
※ブツヨクリサーチ&アナリシス調べ
もちろん我が家にもあり、ワールドカップ期間中は常にテレビの脇に鎮座しています。
そのトロフィーですが、日本がクロアチアに敗れた日の朝に割れました。
決して、日本が負けた腹いせに物欲41号が叩きつけたワケではありません。
朝、テレビの主電源を入れるためにスイッチを入れた際、うっかり手がトロフィーに当たってしまい、床に落としてしまったのです…。
下北沢のヴィレッジヴァンガードで購入したこのトロフィーとは長い付き合いで、2014年ブラジル大会の際には、ニュー田代オートキャンプ場に持ち込んで、管理棟の前で日本vs.コートジボワールの試合を観戦したという想い出があります。
※
「物欲夫婦の野営記録」2014年6月14日のキャンプレポ参照
子供たちがちっちゃい(笑)
たくさんの思い出が詰まったトロフィーが割れてしまったことは非常にショックでした…。
なので、すぐに二代目を手配しました。
右が初代で、左が二代目。
二代目トロフィーは初代と比べてディティールが甘いですね…
初代の方に比べて、二代目はつるんとしていて重厚感がありません。
また、二代目にはFIFAと刻印されいません。
まぁ権利関係の問題でしょうが。
寝ぼけ眼でテレビの主電源を入れてしまったことが本当に悔やまれます…。
と、前置きはこれくらいにして、昨年12月22日に発売されたFielder Vol.67をご紹介します。
キャンプレポが4年分ほど滞留していることは重々承知していますが、Fielderはなるべくリアルタイムでご紹介したいと、これまで鋭意取り組んできました。
しかし今回は止むを得ない事情があったとはいえ、誠に遺憾ながら約3週間も遅れてしまいました。
一部の読者の方の中には
「ついに『物欲夫婦の野営記録』も終焉を迎えたか…」
と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
いやいや、『物欲夫婦の野営記録』はまだ終わっていません!
Fielderの紹介記事のみならず、キャンプレポだって書く気は満々です。
その証拠に、次のレポは昨年7月に執筆に着手しています!
(5か月以上かかっても何故未完成なのか…)
ただ、今回ばかりはあまりにも多忙で、執筆する時間がありませんでした。
以下が発売日から本日に至るまでの物欲41号のアクティビティの記録です。
12月22日:発売日
12月23日:夜に見本誌を受領
12月24日~25日:
daiさんの素敵なお宅にて美味しい料理とお酒とカード/ボードゲームで楽しいクリスマス忘年会
12月26日~27日:年末年始休暇前の焙煎・発送作業で大忙し
12月28日:RoastingStudio(焙煎作業所)の大掃除
12月29日~31日:
ロビちゃん、
銀ちゃんたちと富士山の麓にある超高規格キャンプ場でキャンプ納め
12月31日~1月1日:キャンプから戻るや否や41号の実家に行き、年越し
1月2日:箱根駅伝(往路)をテレビの前にかじりついて観戦
1月3日:箱根駅伝(復路)をテレビの前にかじりついて観戦
1月4日:翌日の初煎りに備えて豆のチェックなどの準備
1月5日:2023年初焙煎。年末年始期間中にいただいていたご注文の対応で大忙し
1月6日:引き続きフル回転で焙煎した後、日本を代表するロックバンド・バービーボーイズのギタリストであるいまみちともたか氏のソロライブを観に二子玉川へ
終演後、自分が焙煎した豆をいまみちさん、エンリケさんはじめメンバーの皆さまにお渡しできたことに舞い上がる
1月7日:初詣に行き、帰宅後は前日の余韻に浸って過ごす
1月8日:引き続き余韻に浸って過ごす
1月9日:いまみち氏のTwitterにて、お渡しした豆をご紹介いただき天にも昇る
※いまみちさんのTwitterより
1月10日~13日:余韻に浸りながらも焙煎・発送業務に精を出す
1月14日~15日:3年ぶりのメトロポリタンキャンプを満喫する
1月16日:焙煎・発送業務終了後、ようやく原稿執筆
というわけで、紹介記事のアップが本日になってしまったという次第です。
改めて振り返ると、止むを得なかった理由しかありませんね。
では改めまして、Fielder Vol.67を紹介します。
今回のコンテンツはこんな感じ。
いつもの通り冒頭に注目ギアが紹介されています。
今回は焚火台、ナイフなどですが、物欲41号の目を引いたのはこちらでした。
ライダーズジャケットをカッコよく着こなせるおじさんになりたい。
今回の大特集は“終末(あるいは週末)野営訓練”です。
今号のキーワードは「ディストピア」だと解釈しました。
皆さんはディストピアをご存じでしょうか?
理想郷を示す「ユートピア」の対義語で、人類が快楽原則に沿って盲進した現代的で豊かな生活を送る理想郷の先にある絶望郷…Fielderではそう表現しています。
「ネットで注文すればすぐに何でも手に入り、世界中の人たちとSNSで繋がれる。スマホがあれば大抵のことは出来るほどに進んだ技術がさらに進歩すれど、無くなるわけないじゃん」
と思われる方も少なくないと思います。
しかし日本で起きていることだけでも思い返してみてください。
南海トラフ地震はいつ起きてもおかしくない状況です。
“百年に一度”の豪雨が毎年発生しています。
隣国からはミサイルがバンバン飛んできます。
今の便利な暮らしが一瞬で失われる可能性は常に潜んでいるということが特集記事の冒頭に書いてあるので、是非皆さんも一度読んでみてください。
そして、そんなディストピアが現実となった時、生き残るために頼れるのはお金でも肩書でもなく、己の知識・技術・体力であることに皆さんも気付いてしまったかもしれません。
そんな皆さんをFielderは見捨てません。
まずは少しでも安心して過ごせる住処の作り方をレクチャーしてくれています。
そして、東日本大震災以来多くのご家庭で常備されている防災グッズの実践的な使い方。
このブログをお読みいただいている方の大半はキャンプをされている方でしょう。
我々は色んな道具を持っており、多少の経験もあるのでアドバンテージがあります。
それらを活用して、実際に訓練しておくことをFielderは提唱しています。
また日常生活の中、例えばステーキを食べている時にいきなり大地震が起こる可能性だってあります。
そんなときのために、テーブルナイフをサバイバルでも活用できるようなナイフにする方法も教えてくれています。
果たして使い物になったのか?
結果は本誌を“買って”ご確認ください。
いざという時に生き抜くために有効なアイテムを幅広く紹介してくれています。
マルチツール、エマージェンシーツール、シェルター、クッキングツールetc.
用途別に詳細に紹介されています。
という感じで、サバイバル誌Fielderの本領がいかんなく発揮された特集記事ですので、皆さん是非ご一読ください。
これまであまり取り上げてきませんでしたが、サバイバル&ブッシュクラフトにフォーカスした「サバクラ」という連載があり、こちらでも災害時に生き抜くための装備が紹介されています。
生き様全てがサバイバルといっても過言ではない、Fielderではおなじみの服部文祥さんの連載「反消費廃村生活記」でも、ディストピアについて触れられています。
こうしてみると、今の快適な生活がいつ失われてもおかしくないし、そのための準備をしておく必要があると改めて感じました。
そんな非常時に優雅にコーヒーを飲んでいられるのか甚だ疑問ですが、物欲41号が楽しみにしているディストピアへの警鐘が全く鳴っていない連載もちゃんと載っていました。
今回のテーマは
「お湯の温度をコントロールしよう」のようです。
まさにその通り!
キャンプ場でコーヒーを淹れる方も少なくないと思います。
道具に凝って、豆に凝って淹れたコーヒーを、朝の凛とした空気の中で飲むのは格別ですよね。
でも時々「自分がイメージしている味とちょっと違うなぁ」ということがあるかもしれません。
コーヒーの味を左右する要素はたくさんありますが、お湯の温度もその1つ。
特にこの季節は気温が低く、沸かしたお湯がすぐに冷めてしまうので、自分が抽出したい味にするためにお湯の温度をコントロールすることは重要なのです。
さすが!筆者の方は分かっていらっしゃる!
ではお湯の温度がコーヒーの味にどう影響して、冬のキャンプ場でうまくコントロールするにはどうすればいいのかって?
それについては是非、本誌を“買って”ご確認ください。
というわけで、現代の浮かれた社会に流されている我々をただ批判するだけはなく、いざという時に生き残るための術を教えてくれるFielder最新Vol.67は、今を遡ること約3週間前の2022年12月22日より、全国の書店、アウトドアショップにて発売中です。
ただでさえ大人気雑誌な上に、今回は見た目は薄いけど豪華な付録:シダーカッティングボードが付属していることもあり、もしかしたら既に売り切れているかもしれません。
もし売っているのを見かけたら紛れもなくラッキーですので、
即購入することをおススメします!
~おまけの話~
本題よりも前置きのボリュームの方が多かったらどうしようかと思いましたが、概ね半々だったのでホッとしました。
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