表紙に大きく
「憧れのキャンプ入門」
と書いてあることからお分かりの通り、これから本気でキャンプをしてみたい人に向けて、必要なアイテムや知識などを紹介してくれるようです。
しかしそこはFielder。
手軽に簡単、オシャレなキャンプであなたもフォロワー3,000人突破♪
…といったコンセプトではないことは百も承知です。
この“はじめに”の文章の後半には
「言わばキャンプはレジャーでも何でもなく、原始生活伝承技術と言っていい。」
という一説があります。
「これはレジャーであって訓練じゃない」と声高らかに歌っているどこかのバンドとは真逆のスタンスです。
でも色んな考え方があっていいんです。
みんなが同じようなスタイルだと気持ち悪いですしね。
内容は盛りだくさんです。
しかもほとんどがフルカラーページという力の入れよう。
キャンプを始める方に少しでも伝わりやすくという配慮と思われます。
なお本誌はFielderならびに焚火料理読本に掲載された記事を改訂、再編集した内容も含まれているので、Fielderを毎号ご購入の上、隅から隅まで熟読してる多くのベテランキャンパーの皆さまには見覚えのある記事があると思います。
したがって、細かい紹介は割愛し、ポイントを絞ってご紹介します。
本誌の核となる記事がこちら。
単独幕営 五大原則
横文字で言うと、ソロキャンプ ファイブルールです。
装備、設営、焚火、調理、撤収とそれぞれのステップに必要な知識とアイテムを詳細に紹介してくれています。
「どうせ『まず銃で獲物を仕留める』とか、えらくハードルが高いことが書かれてるんでしょ?」
と尻込みする方もいらっしゃるかもしれませんが、あくまでもこれからキャンプを始める人向けなので、我々一般キャンパーにも馴染みのある内容となっています。
他にもFielder得意の完全焚火マニュアルや、ザリガニを捕まえて食べる方法、そしてワカサギ釣りなどにもついても紹介されています。
そんな中、特に私が気になった記事、面白いと思った記事をいくつかご紹介します。
1つめはグラビアアイドル新垣優香さんに、ライターと着火剤の使用厳禁で火熾しさせるという企画です。
Fielder、楽しそうな仕事してるなぁ。
ただ、新垣優香さんはそんじょそこらのグラビアアイドルとはワケが違います。
コロナ自粛期間中に狩猟免許を取得したという、筋金入りのサバイバル系グラビアアイドルです。
新垣優香さんのYouTubeチャンネルは
こちら
次は、お笑い芸人ハニカムズにある程度の物資だけを与えて、何のアドバイスもなくキャンプ場で一泊二日生き延びさせるという企画。
編集長による支給物資のセレクトがまぁまぁえげつないです(笑)
ちなみに本企画にハニカムズが抜擢された理由は「アウトドアやキャンプには興味関心が薄く、全く売れていない芸人」だからだそうです。
そして、全国のキャンプファンに惜しまれつつも本年2月に連載終了となったあのコーナーからも引用されています。
これからキャンプを始める人向けとして、UNIFLAMEのfun5 duoの紹介記事をチョイスしたのは、編集部さんのファインプレーです。
オールインワンで必要なものが揃っているこのクッカーは本当に便利ですからね。
そして当時、
筆者の方が痛恨のミスをおかしたメーカー名の綴り間違いも見事に修正されています。
落とし前を付けることができて筆者の方も胸を撫で下ろしていると思われます…あくまでも推測ですが。
なお、ほとんどがカラーページにも関わらず、やはりこの記事はカラーではありませんでした。
そんなこんなで、エントリーキャンパーの方の参考になることはもちろんのこと、手軽さと快適さを求めるあまりキャンパーとしてのスキルが落ちてきたと感じている皆さんがかつての輝きを取り戻す上でも参考にできるFielder特別編集Camperは、9月6日より全国の書店、アウトドアショップで発売されています。
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