物欲夫婦の野営記録

めっきり涼しくなってきましたね。


タイトルをご覧になって
「おいおい、ようやく秋らしくなってきたばかりじゃないか！今から冬の話をするなんて気が早くないか？」
と思われる方もいらっしゃるでしょう。


でもキャンプの世界ではあっという間に冬が来るのです。

統計によると、東京の2月の平均気温は6.5℃だそうです。
昨年10月に朝霧でキャンプをした時、朝の気温は4.6℃でした。


我々がよく行く道志や富士五湖周辺、朝霧のキャンプ場は標高が高いので、平地と比べると気温が低いのです。

よって、これからの季節、キャンプをするのにどういう装備で臨むべきか、非常に悩ましいのです。


氷点下前後の気温でも快適に眠るためのシュラフも必要です。
寒くて眠れないキャンプほど辛いものはないと思っています。
ホッカペ＆羽毛布団最強論者であった我々の相棒は、先日ついに冬用シュラフを購入したとのことです。
そして、そのハイスペックなシュラフを事もあろうか枕にするという斬新で残念な使用方法を紹介していました。


冬は幕選びも重要です。
日中はともかく、夜はオープンタープでは厳しいと言わざるを得ません。
快適に過ごすためには、SPランドロックに代表されるようなツールームテントや、同じくSPメッシュシェルターのようなシェルタータイプが望ましいでしょう。
そしてスカートが付いている方が冷気の進入を防いでくれます。




そして特に悩ましいのが、いつからストーブを投入すべきか、です。
ストーブを持って行くか行かないかで、積載がかなり変わるからです。


なお、誤解の無いようにお伝えしておきますが、我が家は自然派キャンパーなので、キャンプ用のストーブは所有していません。

キャンプとは自然の中でいかに楽しむかです。
寒い時にはその寒さも含めて楽しむのがキャンパーとしてあるべき姿だと思っています。



↑でもこれはやり過ぎです。



ところで我が家はキャンプとは一切、全く、微塵も関係ないのですが、昨年の冬に災害時対策用のストーブを購入したので、その動作確認をキャンプ場で行なうことがあります。

氷点下前後の環境の中で、命を守る方法を模索するにあたって、たまたま冬のキャンプ場がベストだというだけです。
決して、冬のキャンプでぬくぬく過ごしたいという思いからではありませんなんていう話は以前から我々のブログをお読みいただいている方は聞き飽きていると思います。



自然派キャンパーだったはずの我が家は、皆さんのイニシエーションのおかげですっかりストーブを手放せないキャンパーになってしまいました。
我々のアイデンティティーの1つを失った大きな出来事でした。
2年前の12月に、ノーストーブで朝霧ジャンボリーでキャンプをしたことが懐かしくてなりません。



これからの季節、気温が下がるので虫が少なくなり、人も少なくなります。
また、空気が澄んで景色や星空がキレイに見えるので、キャンプをするには最高のシーズンだと思います♪

一方で、標高によっては朝夕には気温がかなり下がるところがありますので、寒さ対策を講じなければなりません。



それらについて、体系的かつ客観的な解説なんぞ出来ませんので、あくまでも主観的な意見を無責任に綴ってみたいと思います。



まず今日のところはストーブについてです。



キャンパーさんがよく使われるストーブは以下の3つではないでしょうか。




アルパカ




トヨトミ　レインボー





フジカ ハイペット（通称：フ～ジカちゃ～ん♪）




コストパフォーマンスで選ぶなら断然アルパカでしょう。
1万円強という価格でありながら、とっても暖かいです。
今年2月にオノボリさんとご一緒した際、Piru6の中にアルパカを入れていただいたところ、とても快適に過ごせました♪

ただ、昨年発売されたモデルに新たに耐震消火装置を付けたのはいいのですが、その装置に不具合があったとのことで、リコールの対象になってしまいました。
おかげで今は入手困難な状況にありますね。




一方、デザイン性と大和魂で選ぶならフ～ジカちゃ～ん♪になると思います。
製品としての美しさはヨダレものです。
金額はハッキリ言って高いです。

我が家のストーブはそんなフ～ジカちゃ～ん♪ですが、デザインと所有欲を買ったと割り切っています。
暖房能力ですが、自己責任でテントのインナーで使う分には十分です。
あっという間に暖めてくれます。

ただ、我が家は2人のクセに大きい幕を張ることが多く、具体的には、ランステPro.Mやユルティニの中で使ったのですが、そういう時には、若干の非力さを感じずにはいられません。

「いやいや、そんなことはない！フジカだって十分パワーがあるぞ！アンタらの使い方がおかしいんだ！」
というご意見をお持ちの方、是非ともご連絡ください！
そして、正しい使い方を我々に教えてくださいm(__)m

なお、フ～ジカちゃ～ん♪にはドイツ人のお友達ア～スカちゃ～ん♪がいることも付け加えさせていただきます。

※小鳥さん、画像拝借しました。





燃焼中の美しさはレインボーですかね。
その名の通り、七色に光って見えます。
なにげに、キャンプ場で実物を見た機会は、この3つの中で一番少ないです。
なので、申し訳ありませんが、実体験に基づいたお話はあまり出来ませんm(__)m

なお、トヨトミからは、まるでコールマンのランタンのようなストーブが発売されています。








ストーブの世界は奥深く、まだまだ他にも選択肢があります。
これから登場するのは、オサレ系ストーブです。










アラジン ブルーフレーム

レトロ感溢れるデザインがオサレです☆
お値段はフ～ジカちゃ～ん♪以上にお高いです。
kmrさんがお使いですが、とっても暖かいそうなので、スペック的にも問題ないのでしょう。




ニッセン　SS-6

これは最近雑誌デビューを果たした昭和キャンパーことそうげんパパさんがお使いです。
（写真も拝借しました）
アンティークの部類に入るストーブです。
カッコ良すぎます。
でも主にオークションでないと手に入りません。






そして最後にもう1つ、忘れてはいけないモノがありますね。

9月の還元セール期間中にお買い求めになった方も多いのではないでしょうか？




ご存知、武井バーナー　パープルストーブです。
これを「パープルストーブ」と呼ぶ人は何故かいません。
皆さん「武井」と呼びます。


一応、我が家も所有しています。



今現在は383さん（以下、銀ちゃん）にレンタルしているので手元にはありませんが、ぼちぼちご返却いただこうかな、と思っております。



武井のハイパワーっぷりはすごいです。
GWの駒出池（確認した中での最低気温は-7℃）で、我が家はユルティニの中にフ～ジカちゃ～ん♪を入れていました。
ただ、前述のとおりユルティニは大きいので、フ～ジカちゃ～ん♪1台では十分な暖かさにはなりませんでした。

しかし、夜にみんなで我が家のユルティニに集まった際に武井に点火したところ一気に暖かく…いやむしろ暑いくらいになり、遂には今まで作動したことのなかった一酸化炭素警報機のアラームが鳴りました。

確かに、大勢の人間が集まったというのもありますが、改めて武井の威力を思い知ったと同時に、一酸化炭素警報機がちゃんと作動していたことがわかって安心しました。
そして何より、男心をくすぐるデザインとメカニズム。



もう一度言いますが、そんな武井を我が家は所有しています。

※再掲



そんなこんなで、今年の冬に向けて、（2台目の）武井を購入しようかという議論もありましたが、結局見送りました。





2013－2014 Winter


物欲夫婦は今年もフ～ジカちゃ～ん♪1台を頼りにキャンプをします。


もしフ～ジカちゃ～ん♪では寒かったら？


その時は炭火で乗り切ろうと思っています。


これ、真面目に言ってますから。
だって日本人は昔から火鉢で暖を取っていたではありませんか！



もちろん、一酸化炭素中毒には十分気を付けます…。






それでも寒かったら、来年3月の還元セールで潔く武井を買います…。


っていうか、銀ちゃん、返して（笑）