2014年11月14日
物欲41号_ざっくり5千字インタビュー
キャンプで楽しむ音楽の最前線をあなたに伝える「CAMPIN'&ROCKIN'ON JAPAN」
編集長のヒデカジキです。
10月24日にリリースされ、キャンプ界のごく一部でヒットしている「パロインのテーマ2014」のコンセプトや制作過程を明らかにするため、静岡県にあるふもとっぱらでライブ中(キャンプ中とも言う)の物欲41号氏に話を聞きました。
「誰がどう聴いたってオリジナルのアレンジだ」
CAMPIN'&ROCKIN'ON JAPAN(以下、C)どうも、はじめまして、ヒデカジキと申します。
物欲41号(以下、物)ああ、どうも、物欲です。
(C)今日はここふもとっぱらでライブなんですか?
なんだか滅多に見ないようなすごい機材(テントとも言う)が並んでますね。
(物)ああ、「DOME CAMPERS CAMP」っていうフェスがあってな。
敬愛するnicohanaが主催するっていうんで、オレたちも出させろ!って無理矢理頼んだんだ。
みんなのような立派なドームテントは持ってないけどな(笑)
個性的なアーティスト(キャンパーとも言う)が揃った刺激的なフェスだぜ。
(C)さて、今日は「パロインのテーマ2014」についてお話をお伺いしたいのですが、まず何故この曲を作ろうと思ったんですか?
(物)まぁ、前作は自分でもなかなかいい楽曲だと思ってたし、自分が思った以上にリスナーの反応がよかったので、ある程度の満足感はあった。
ただ、そこに胡坐をかいてちゃロックじゃねぇな、と思ったんだ。
初めは全くの新曲を作ろうと思ったんだが、そもそも「パロインのテーマ」なんだから、パロインといえばあの曲!と言われるようなシンボル的な存在にしたいと思ったんだ。
ゴジラのテーマだってずっと変わらないだろ?(笑)
だからメロディと歌詞は前作をベースとしながら、アレンジをがらっと変えて全てレコーディングし直したんだ。
(C)なるほど、そういうことだったんですね。
で、今回はボーカルに「謎の男X」という方がクレジットされていますが。
(物)ああ、のパだな。
(C)え!?言っちゃっていいんですか?だって謎なんじゃないんですか?
(物)いいんだよ!あれはのパだ。
前作はポワトリンの可愛らしい声が活きるように、子供でも聴きやすいポップなアレンジにした。
実はNHKみんなのうたからのオファーを待っているんだが、今のところオファーは届いてない。
だから今回リアレンジするにあたっては、前作と真逆に、大人の男の声が活きるアレンジにしたかったんだ。
その時、打ち込みのタイトなビートに乗ってラフなギターが遊んでいる…ボーカルはちょっと粘り気のある特徴的な節回しで…そんなイメージが浮かんだんだ。
(C)はいはい、COMPLEXの「BE MY BABY」を丸パクリのアレンジ…
(物)はぁ?おめぇどんな耳つけてんだよ!
あれは誰がどう聴いたって完全にオリジナルなアレンジだろーが!
おめぇそれでも音楽ライターか?ペッ!ペッ!
(C)うわっ!唾を吐かないで下さいよ!いや、だってそれこそ誰がどう聴いたってBE MY…
(物)(マネージャー氏に向かって)お~い!そこにあるソリステとハンマー持って来い!
(C)わかりました、わかりましたよ!あれはオリジナルアレンジなんですね。
で、話を戻して、ボーカルの謎の男X、いやのパさんを起用したのは?
「オレのイメージにピッタリだった。だからヤツを起用した」
(物)以前ヤツの歌を聴いたことがあってな…あの時は確かBOOWYとかZIGGYのカバー(カラオケとも言う)をしてたな。
けっこういい声してるなと思ったんだよ。
それに今回オレがイメージしているアレンジとピッタリ合いそうな声だったんでオファーを出した。
ヤツはいま、東北を中心に活動しているんだが、たまたま東京にツアー(出張とも言う)に来るって聞いたんで、その合間を縫ってレコーディングしたんだ。
(C)ボーカルに関しては、細かく注文を付けたんですか?
(物)いいや、ヤツにはほとんど指示は出していない。
ヤツを信じて、ヤツのフィーリングで歌ってもらった。
ただ1つだけ「吉川で頼む」とだけは言った。
(C)(ほら「吉川」って言っちゃってんじゃん…)レコーディングには時間が掛かったんですか?
(物)部分的に撮り直したところはあったけど、ほとんど1テイクだった。
ヤツのパフォーマンスに対しては、オレは非常に満足している。
オレのイメージ通りだったからな。
「波形とにらめっこしてエディットしたよ(笑)」
(C)じゃあ作業はスムースだったんですね?
(物)歌入れはな。
ただ、全体で言うと、実はかなり苦労した。
(C)どういうところが?
(物)当初から前作のポワトリンのボーカルをサンプリングして、のパのボーカルとユニゾンで被せるというアイディアを持っていた。
だから、キーとテンポを前作と全く同じにして仮オケを作ったんだが、直前になってのパが
「ぶっちゃん、このキーじゃ高くて声が出ないかも」
なんて言い出しやがってな。
だからヤツには
「30分待ってくれ」
と言って、すぐにキーを変えて、ベースとギターを弾き直したんだ。
その結果、ポワトリンとのパのボーカルのキーが異なって、少々マニアックなコーラスワークになったけどな。
まぁこれもミラクルってやつだ(笑)
(C)他には?
(物)オレのレコーディングシステムでは、シーケンサーとハードディスクレコーダーをMTCで同期させてる。
ハードディスクレコーダーをマスター、シーケンサーをスレーブにしてな。
だが、どういうわけかその同期がずれちまってよ。
どっちもBPM130のはずが、シーケンサー側が130.2くらいに微妙にずれてるんだよ。
そうすると後でエディットする時に面倒だし、何よりポワトリンのコーラスと長さが合わなくなった。
BPMが一致してればエディットは簡単だったんだが…必死で波形とにらめっこしながらエクスパンドしたよ(苦笑)
あとは…
(C)あ、その辺の専門的な話は要らないです。読者はほとんど興味がないんで。
(物)おい、これ音楽誌じゃないのかよ!
(C)ええ、でも読者のほとんどがキャンプ好きの方なんで。
じゃあまぁ、一応ギターソロの話だけは聞いておきますか。
「ライブハウスでオレより下手なギタリストを見たことがない」
(物)あ、それは聞くのね…
(C)はい、ズバリ不安定ですよね?
(物)ああ、それは認める。
オレはもともとカッティングとかブラッシングとか、そういうプレイが好きなんだよ。
この際だからハッキリ言っておくが、オレは自分でギターが上手いと思ったことは一度たりともない!
今は道志や富士五湖周辺でのライブが多いが、若い頃はよく新宿、下北沢、高円寺あたりのライブハウスでやってた。
そして、対バンのギタリストで、オレより下手なやつをやまだかつて見たことがない。やまだかつてな。
(C)何でどや顔して2回言うんですか?
まぁそうですよね、キャンプ用具の自作を一切しないくらい不器用ですもんね。
じゃあなんでギターソロのパートなんか作ったんですか?
(物)ホントはな、kamomeに弾いて欲しかったんだよ…アイツの腕は確かだからな。
ただアイツのスケジュールが取れなくて、でもリリース日まで時間がないから、止むを得ずオレが自分で弾かざるを得なくなった。
それでもオレなりにベストは尽くしたんだぞ。
何パターンも考えて、バッキングに合わせて弾いてみたんだが、どれもしっくりこなかった。
最後に半分遊びであのフレーズを弾いたら案外フィットしたので、あとはバッキングのコードに乗るようにアジャストしたんだ。
(C)それがあのMARIONETTEを丸パクリの…
(物)(マネージャー氏に向かって)お~い!パイルドライバー持って来い!無けりゃロビちゃんを呼んで来い!
(C)ああ、もう分かりましたよ…。
じゃあギターの話が出たところで、今回の使用機材を教えてください。
(物)メインで使ったのはフェンダーのテレキャスターカスタム。
元ミッシェルガンエレファントのアベフトシと同じスイッチレイアウトに変更したものだ。
デモはギブソンのレスポールスタンダードで弾いたんだが、どうも低音がゴリゴリしすぎてな。
なんかヘビメタバンドみたいになったので、テレキャスで弾き直した。
テレキャスカスタムのピックアップはフロントがハム、リアがシングルになっているので、ストラトよりも太く、レスポールよりも繊細な音になるので気に入っている。
それに布袋と言えばテレキャスのイメージが強いしな。
ホントはフェルナンデスの布袋モデルを中古で買って弾こうと思ったんだが、シャレで買うには値段が高すぎた。
(C)もう普通に「布袋」とか言っちゃってますね。他に使ったギターは?
(物)部分的にはフェンダーのストラトキャスターも使った。
リアピックアップだけを使って、キャンキャン鳴らしてるのはこのギターだ。
(左:フェンダー テレキャスターカスタム/右:フェンダーストラトキャスター)
(C)やっぱり物欲さんクラスともなるとフェンダーはUSですよね?
(物)ジャパンじゃ悪いかバカヤロー。
(C)プフ、そうなんですか・・・アンプは?
(物)Line6のアンプシミュレーター:PODxtLIVEを使って、マーシャルのJCM800をシミュレートした。
バッキングの歪みはアンプのみで、薄くコーラスをかけたパートもある。
オレは基本的にアンプ直が好きなので、音はギターとアンプで作っている。
ただ、ソロはクランチ系のエフェクターを少しかませたな。
「キャンプで友達を作りたいなら、一歩だけ踏み出せ」
(C)そろそろ読者がついてこなくなるので機材の話はこれくらいにしていいですか?
じゃあ次に映像の話を聞かせてください。
(物)映像についてはオレは専門家ではないので、オーディエンスの評価に委ねたい。
まぁ一応オレなりにストーリーを考えて作ってはいるけどな。
(C)「パロインのテーマ」と言いながらパロイン以外の画像もたくさん使われていますが、これは?
(物)昨年、前作をリリースした時にもどこかで言ったような気がするが、タイトルやリリックに出てくる「チームパロイン」というのはあくまでもコンセプトをシンボライズしたワーディングに過ぎない。
本当にテルしたいのは、キャンプというアクティビティーを通じて新しいフレンドが出来たらエクセレントだということと、パロインはメニーあるオポチュニティのワンオブゼムに過ぎないってことだ。
(C)映像の話になったら急にカタカナが増えましたね。クリエイター気取りですか?むしろ最後の方はルー大柴になってますけど。
(物)昨年のパロイン以降に一緒にライブ(キャンプとも言う)をしたヤツらには、登場シーンが僅かだとしても全員出演してもらっている。
北陸ツアーでよく対バン(グルキャンとも言う)するヤツなんか、パロインに来たことないのにどんだけ出てるんだ?って話だ(笑)
だから今日みたいな「DOME CAMPERS CAMP」や、「雨峰祭」「HGC」「パネェ会」「78会」「ピクニック部」でも何でも構わないと思っている。
キャンプで友達を作る機会はどこにでもあるんだ、あと一歩だけ踏み出せ!…ということを、映像で伝えたかったんだ。
(C)へぇ~、意外と考えてるんですね。
「来年は新曲を作るかもしれない」
(C)最後に次作について聞きたいのですが、また来年も作るんですか?
(物)そうだな、パロインが開催されるなら作ろうと思っている。
やはり「パロインのテーマ」をベースとして、リアレンジしたものになるかな。
まだイメージは全く無いけどな(笑)
ただ、同じ曲ばっかりだとリスナーも飽きてしまうだろうから、もしかしたらそれに加えて完全なるオリジナルの新曲をリリースするかもしれない。
(C)ほほぅ、新曲ですか。こちらもまだノーイメージですか?
(物)いや、こっちの方はオレの頭の中では既にある程度のイメージが出来ている。
パロインのテーマとは違って、哀愁を感じさせる曲にしたいと思っている。
歌詞も半分くらいは出来ていて、男と女の愛憎、擦れ違いや不安、わがままと葛藤…そういったことをキャンプを媒介に表現した曲になりそうだ。
次は男女のツインボーカルで作りたいと思っているので、ボーカルを探しているところだ。
(C)タイトルは決まっているんですか?
(物)ああ、まだ仮の段階だが「目を閉じてポチっと」ってタイトルだ。
(C)それって、バービーボーイズ最大のヒット曲のパク…
(物)お~い!今すぐ灯油持って来い!なけりゃガブさん呼んで来い!
おあとがよろしいようでm(__)m
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
というわけで、「パロインのテーマ2014」にまつわるエトセトラを誰かに話したかったのですが、誰にもお話しする機会がなかったので、自作自演インタビューをしてみました(笑)
あ~、すっきりした♪
さて、そろそろDOME CAMPERS CAMPのレポの執筆に取り掛かりますかな。
CAMPIN'&ROCKIN'ON JAPAN(以下、C)どうも、はじめまして、ヒデカジキと申します。
物欲41号(以下、物)ああ、どうも、物欲です。
(C)今日はここふもとっぱらでライブなんですか?
なんだか滅多に見ないようなすごい機材(テントとも言う)が並んでますね。
(物)ああ、「DOME CAMPERS CAMP」っていうフェスがあってな。
敬愛するnicohanaが主催するっていうんで、オレたちも出させろ!って無理矢理頼んだんだ。
みんなのような立派なドームテントは持ってないけどな(笑)
個性的なアーティスト(キャンパーとも言う)が揃った刺激的なフェスだぜ。
(C)さて、今日は「パロインのテーマ2014」についてお話をお伺いしたいのですが、まず何故この曲を作ろうと思ったんですか?
(物)まぁ、前作は自分でもなかなかいい楽曲だと思ってたし、自分が思った以上にリスナーの反応がよかったので、ある程度の満足感はあった。
ただ、そこに胡坐をかいてちゃロックじゃねぇな、と思ったんだ。
初めは全くの新曲を作ろうと思ったんだが、そもそも「パロインのテーマ」なんだから、パロインといえばあの曲!と言われるようなシンボル的な存在にしたいと思ったんだ。
ゴジラのテーマだってずっと変わらないだろ?(笑)
だからメロディと歌詞は前作をベースとしながら、アレンジをがらっと変えて全てレコーディングし直したんだ。
(C)なるほど、そういうことだったんですね。
で、今回はボーカルに「謎の男X」という方がクレジットされていますが。
(物)ああ、のパだな。
(C)え!?言っちゃっていいんですか?だって謎なんじゃないんですか?
(物)いいんだよ!あれはのパだ。
前作はポワトリンの可愛らしい声が活きるように、子供でも聴きやすいポップなアレンジにした。
実はNHKみんなのうたからのオファーを待っているんだが、今のところオファーは届いてない。
だから今回リアレンジするにあたっては、前作と真逆に、大人の男の声が活きるアレンジにしたかったんだ。
その時、打ち込みのタイトなビートに乗ってラフなギターが遊んでいる…ボーカルはちょっと粘り気のある特徴的な節回しで…そんなイメージが浮かんだんだ。
(C)はいはい、COMPLEXの「BE MY BABY」を丸パクリのアレンジ…
(物)はぁ?おめぇどんな耳つけてんだよ!
あれは誰がどう聴いたって完全にオリジナルなアレンジだろーが!
おめぇそれでも音楽ライターか?ペッ!ペッ!
(C)うわっ!唾を吐かないで下さいよ!いや、だってそれこそ誰がどう聴いたってBE MY…
(物)(マネージャー氏に向かって)お~い!そこにあるソリステとハンマー持って来い!
(C)わかりました、わかりましたよ!あれはオリジナルアレンジなんですね。
で、話を戻して、ボーカルの謎の男X、いやのパさんを起用したのは?
「オレのイメージにピッタリだった。だからヤツを起用した」
(物)以前ヤツの歌を聴いたことがあってな…あの時は確かBOOWYとかZIGGYのカバー(カラオケとも言う)をしてたな。
けっこういい声してるなと思ったんだよ。
それに今回オレがイメージしているアレンジとピッタリ合いそうな声だったんでオファーを出した。
ヤツはいま、東北を中心に活動しているんだが、たまたま東京にツアー(出張とも言う)に来るって聞いたんで、その合間を縫ってレコーディングしたんだ。
(C)ボーカルに関しては、細かく注文を付けたんですか?
(物)いいや、ヤツにはほとんど指示は出していない。
ヤツを信じて、ヤツのフィーリングで歌ってもらった。
ただ1つだけ「吉川で頼む」とだけは言った。
(C)(ほら「吉川」って言っちゃってんじゃん…)レコーディングには時間が掛かったんですか?
(物)部分的に撮り直したところはあったけど、ほとんど1テイクだった。
ヤツのパフォーマンスに対しては、オレは非常に満足している。
オレのイメージ通りだったからな。
「波形とにらめっこしてエディットしたよ(笑)」
(C)じゃあ作業はスムースだったんですね?
(物)歌入れはな。
ただ、全体で言うと、実はかなり苦労した。
(C)どういうところが?
(物)当初から前作のポワトリンのボーカルをサンプリングして、のパのボーカルとユニゾンで被せるというアイディアを持っていた。
だから、キーとテンポを前作と全く同じにして仮オケを作ったんだが、直前になってのパが
「ぶっちゃん、このキーじゃ高くて声が出ないかも」
なんて言い出しやがってな。
だからヤツには
「30分待ってくれ」
と言って、すぐにキーを変えて、ベースとギターを弾き直したんだ。
その結果、ポワトリンとのパのボーカルのキーが異なって、少々マニアックなコーラスワークになったけどな。
まぁこれもミラクルってやつだ(笑)
(C)他には?
(物)オレのレコーディングシステムでは、シーケンサーとハードディスクレコーダーをMTCで同期させてる。
ハードディスクレコーダーをマスター、シーケンサーをスレーブにしてな。
だが、どういうわけかその同期がずれちまってよ。
どっちもBPM130のはずが、シーケンサー側が130.2くらいに微妙にずれてるんだよ。
そうすると後でエディットする時に面倒だし、何よりポワトリンのコーラスと長さが合わなくなった。
BPMが一致してればエディットは簡単だったんだが…必死で波形とにらめっこしながらエクスパンドしたよ(苦笑)
あとは…
(C)あ、その辺の専門的な話は要らないです。読者はほとんど興味がないんで。
(物)おい、これ音楽誌じゃないのかよ!
(C)ええ、でも読者のほとんどがキャンプ好きの方なんで。
じゃあまぁ、一応ギターソロの話だけは聞いておきますか。
「ライブハウスでオレより下手なギタリストを見たことがない」
(物)あ、それは聞くのね…
(C)はい、ズバリ不安定ですよね?
(物)ああ、それは認める。
オレはもともとカッティングとかブラッシングとか、そういうプレイが好きなんだよ。
この際だからハッキリ言っておくが、オレは自分でギターが上手いと思ったことは一度たりともない!
今は道志や富士五湖周辺でのライブが多いが、若い頃はよく新宿、下北沢、高円寺あたりのライブハウスでやってた。
そして、対バンのギタリストで、オレより下手なやつをやまだかつて見たことがない。やまだかつてな。
(C)何でどや顔して2回言うんですか?
まぁそうですよね、キャンプ用具の自作を一切しないくらい不器用ですもんね。
じゃあなんでギターソロのパートなんか作ったんですか?
(物)ホントはな、kamomeに弾いて欲しかったんだよ…アイツの腕は確かだからな。
ただアイツのスケジュールが取れなくて、でもリリース日まで時間がないから、止むを得ずオレが自分で弾かざるを得なくなった。
それでもオレなりにベストは尽くしたんだぞ。
何パターンも考えて、バッキングに合わせて弾いてみたんだが、どれもしっくりこなかった。
最後に半分遊びであのフレーズを弾いたら案外フィットしたので、あとはバッキングのコードに乗るようにアジャストしたんだ。
(C)それがあのMARIONETTEを丸パクリの…
(物)(マネージャー氏に向かって)お~い!パイルドライバー持って来い!無けりゃロビちゃんを呼んで来い!
(C)ああ、もう分かりましたよ…。
じゃあギターの話が出たところで、今回の使用機材を教えてください。
(物)メインで使ったのはフェンダーのテレキャスターカスタム。
元ミッシェルガンエレファントのアベフトシと同じスイッチレイアウトに変更したものだ。
デモはギブソンのレスポールスタンダードで弾いたんだが、どうも低音がゴリゴリしすぎてな。
なんかヘビメタバンドみたいになったので、テレキャスで弾き直した。
テレキャスカスタムのピックアップはフロントがハム、リアがシングルになっているので、ストラトよりも太く、レスポールよりも繊細な音になるので気に入っている。
それに布袋と言えばテレキャスのイメージが強いしな。
ホントはフェルナンデスの布袋モデルを中古で買って弾こうと思ったんだが、シャレで買うには値段が高すぎた。
(C)もう普通に「布袋」とか言っちゃってますね。他に使ったギターは?
(物)部分的にはフェンダーのストラトキャスターも使った。
リアピックアップだけを使って、キャンキャン鳴らしてるのはこのギターだ。
(左:フェンダー テレキャスターカスタム/右:フェンダーストラトキャスター)
(C)やっぱり物欲さんクラスともなるとフェンダーはUSですよね?
(物)ジャパンじゃ悪いかバカヤロー。
(C)プフ、そうなんですか・・・アンプは?
(物)Line6のアンプシミュレーター:PODxtLIVEを使って、マーシャルのJCM800をシミュレートした。
バッキングの歪みはアンプのみで、薄くコーラスをかけたパートもある。
オレは基本的にアンプ直が好きなので、音はギターとアンプで作っている。
ただ、ソロはクランチ系のエフェクターを少しかませたな。
「キャンプで友達を作りたいなら、一歩だけ踏み出せ」
(C)そろそろ読者がついてこなくなるので機材の話はこれくらいにしていいですか?
じゃあ次に映像の話を聞かせてください。
(物)映像についてはオレは専門家ではないので、オーディエンスの評価に委ねたい。
まぁ一応オレなりにストーリーを考えて作ってはいるけどな。
(C)「パロインのテーマ」と言いながらパロイン以外の画像もたくさん使われていますが、これは?
(物)昨年、前作をリリースした時にもどこかで言ったような気がするが、タイトルやリリックに出てくる「チームパロイン」というのはあくまでもコンセプトをシンボライズしたワーディングに過ぎない。
本当にテルしたいのは、キャンプというアクティビティーを通じて新しいフレンドが出来たらエクセレントだということと、パロインはメニーあるオポチュニティのワンオブゼムに過ぎないってことだ。
(C)映像の話になったら急にカタカナが増えましたね。クリエイター気取りですか?むしろ最後の方はルー大柴になってますけど。
(物)昨年のパロイン以降に一緒にライブ(キャンプとも言う)をしたヤツらには、登場シーンが僅かだとしても全員出演してもらっている。
北陸ツアーでよく対バン(グルキャンとも言う)するヤツなんか、パロインに来たことないのにどんだけ出てるんだ?って話だ(笑)
だから今日みたいな「DOME CAMPERS CAMP」や、「雨峰祭」「HGC」「パネェ会」「78会」「ピクニック部」でも何でも構わないと思っている。
キャンプで友達を作る機会はどこにでもあるんだ、あと一歩だけ踏み出せ!…ということを、映像で伝えたかったんだ。
(C)へぇ~、意外と考えてるんですね。
「来年は新曲を作るかもしれない」
(C)最後に次作について聞きたいのですが、また来年も作るんですか?
(物)そうだな、パロインが開催されるなら作ろうと思っている。
やはり「パロインのテーマ」をベースとして、リアレンジしたものになるかな。
まだイメージは全く無いけどな(笑)
ただ、同じ曲ばっかりだとリスナーも飽きてしまうだろうから、もしかしたらそれに加えて完全なるオリジナルの新曲をリリースするかもしれない。
(C)ほほぅ、新曲ですか。こちらもまだノーイメージですか?
(物)いや、こっちの方はオレの頭の中では既にある程度のイメージが出来ている。
パロインのテーマとは違って、哀愁を感じさせる曲にしたいと思っている。
歌詞も半分くらいは出来ていて、男と女の愛憎、擦れ違いや不安、わがままと葛藤…そういったことをキャンプを媒介に表現した曲になりそうだ。
次は男女のツインボーカルで作りたいと思っているので、ボーカルを探しているところだ。
(C)タイトルは決まっているんですか?
(物)ああ、まだ仮の段階だが「目を閉じてポチっと」ってタイトルだ。
(C)それって、バービーボーイズ最大のヒット曲のパク…
(物)お~い!今すぐ灯油持って来い!なけりゃガブさん呼んで来い!
おあとがよろしいようでm(__)m
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
というわけで、「パロインのテーマ2014」にまつわるエトセトラを誰かに話したかったのですが、誰にもお話しする機会がなかったので、自作自演インタビューをしてみました(笑)
あ~、すっきりした♪
さて、そろそろDOME CAMPERS CAMPのレポの執筆に取り掛かりますかな。
タグ :パロイン
Posted by 物欲夫婦 at 01:36
│雑記