2018/05/03 続いてゆくのかな at 奥秋テント村@山梨県丹波山村

物欲夫婦

2018年08月26日 22:25

ご無沙汰しております、物欲夫婦です。
この夏は、まとまった休みを取ることなく、けっこう慌ただしく過ごしておりました。


ブログの更新も滞っており、遡ること1ヶ月以上前にアップした直近のキャンプレポはGWの前半の話でした。
今日更新するのはGW後半の話…すなわち、約4ヶ月前の出来事です。

ここまでくると、もはや季節感とかどうでもよくなってくるので、皆様の違和感には気付かないふりをして、しれっとアップします。


ただ、1ヶ月の鬱憤を晴らすかの如く、普段以上の長文となっておりますので、お時間に余裕がある時に、かつ水分補給を忘れずにお読みいただけますと幸甚です。







さて、前回のレポにて、諸般の事情により珍しく午前中にNTSを後にした我々。

普段ならTOKIOに帰るべく、東へクルマを走らせるところですが、今日は道志から都留を抜け、山梨県内を北上します。


お昼前に、AEON大月店に寄り道。

※写真を撮り忘れたので地図にてご容赦ください。


ここで少し買い物をして、次の目的地に向かいます。


DAY1:5/3(木)


13:30頃、本日の目的地に到着。


ここは山梨県丹波山村というところにある奥秋テント村です。
※「奥秋キャンプ場」というキャンプ場もあります。そちらとは別のキャンプ場です。

これから2泊3日、我々が「物欲夫婦」になる前からの長い付き合いである仲間とキャンプをします。




元々5/3~5/5に、ここでキャンプをすることになっていました。

そんな中、5/1からNTSでキャンプをすることにしました。

当初は、5/2にいったん自宅に戻り、5/3の朝にまた出掛けようと考えていました。


ただ、ふと思ったのですが…


NTSから我が家まで約2時間。
我が家から丹波山村まで約3時間。

丹波山村は限りなくTOKIOに近い山梨県なので、我が家から直線距離はそんなにありません。
ただ、奥多摩のさらに先ということで道路のアクセスがあまり良くありません。
しかもGWは都心方面から奥多摩に行く道が渋滞する恐れもあります。

一方、NTSから丹波山村までは約2時間。

だったらNTSから直接向かった方が効率的ではないか。

…ということで、5/3の朝までNTSでお世話になり、そこから丹波山村に直接向かおうというプランになったのです。


なお、このキャンプ場は訪れる人を選ぶキャンプ場なのです。










13:30頃、キャンプ場の入り口に到着。

丹波山村に向かっている途中に、物欲41号が小学生の頃、市の選抜チームの合宿で使ったグラウンドがあり、えらくテンションが上がったことも忘れずにお伝えしなければなりません。


それはそうと、既に到着している7010くん&AYUちゃん夫妻が迎えに来てくれました。

そして、我が家の荷物を軽トラックの荷台に載せかえるのを手伝ってくれます。





そもそも、なぜ載せかえる必要があるのか?





この橋を渡らないとキャンプ場に行けないからです。

橋の幅は軽自動車が1台通れる幅。
事前に写真で見ていた時には、これまで決定的なスルーパスを数えきれないほど通してきた物欲41号の空間把握能力と、「フェザータッチ」と呼ばれる繊細なステアリングをもってすれば、我が家の国産3ナンバー車でも何とか通れるのではないか?…と思っていたのですが、現場を見たら「こりゃ無理だわ」と諦めざるを得ませんでした。

恐らく、果敢にもチャレンジした方が少なからずいらっしゃったのだと思います。

そのチャレンジの結果は、橋の手前の柵があちらこちらで折れ曲がっていたことが雄弁に物語っています。

これから初めて奥秋テント村に行く方々へ。
クルマを傷付けるのが嫌ならば、面倒くさがらず謙虚な心で軽トラに荷物を載せかえるか、初めから軽自動車で向かってください。

なお、この軽トラはキャンプ場が無料で貸してくれます。
(マニュアルトランスミッションです)



さて、先に7010くんとAYUちゃんが張っている場所にお邪魔します。


だるんだるんのように見えますが、実はこの時間帯はけっこう風が強く、多少個性的なポールワークで張られていたタープが風で煽られています。


我々もNTSに続いてピンパビを張ります。


初めは向かって左側を跳ね上げていたのですが、思いっきり風を受けて、ピンパビ全体が浮きそうになったので跳ね上げるのをやめました。
それくらい風が強かったのです。


張り終わったら、かんぱ~い♪



7010くんたちがピザとお肉を焼いてくれました。





我々はスキレットでポテトを揚げます。




しばらくまったり過ごします。


裁縫が得意なAYUちゃんが、我々のためにバッグを作ってくれました♪


AYUちゃん、ありがとう!



場内を軽く一回り。

設備面のチェックは重要です。
まずはトイレ。



構成は男性小用×4、個室×4。男女の区別はありません。
トイレの入り口は常にオープンな状態です。
何なら個室のドアのカギも若干かかりにくいので注意が必要です。
まさかこのトイレにウォシュレットを期待する人などいないでしょう。



流しの全体像はこんな感じ。
ちゃんと屋根が付いているあたり、なかなかの高規格です。


極限までにシンプルさを追求したデザインです。
まさかこの流しにお湯が出ることを期待する人などいないでしょう。


ただ、ゴミが捨てられるのは非常に助かります。


もうね、昔ながらのキャンプ場という感じで、こういう雰囲気はけっこう好きです。
物欲41号がキャンプを始めた頃に行っていたキャンプ場はこれが普通でした。

ブログを始めて、色んなタイプのキャンプ場があることを知り、高規格の味も知ってしまった今、こういう環境はとても懐かしかったですね。
あの頃のアティテュードを思い出し、ちょっと燃えました。そして萌えました。

まぁ、訪れる人を選ぶキャンプ場ですね。


ただ、こういう環境でもキャンプを楽しめる人にはそれ相応のメリットもあるものです。




どうでしょう!
ゴールデンウィーク真っ只中だというのにこのガラガラさ!


あまりにもスペースが空いているので、このあと4人で、けっこう本気でボール遊びをしました。



そうこうしていたら日が暮れました。



これは7010くんが以前から持っている2008年のシーズンズランタン。
通称「ロックランタン」です。

なぜ物欲41号は10年前にこのランタンを買わなかったのか…今でも後悔しています。


さて、そろそろ夕食の支度を始めましょう。
7010くんたちが新調した鹿の焚き火台をお借りして炭を熾します。



我々が用意した夕食はこちら。


今やキャンプ界での定番になったと言っても過言ではない、業務スーパーの焼き鳥です。
コストパフォーマンスの高さが素晴らしい!

これを物欲41号がひたすら焼き続けます。



炭の量と配置、塩加減、味にアクセントをつけるための味噌だれ…全てが41号によって計算し尽くされています。

唯一誤算だったのが、当初はあと2人来るはずだったのが明日からになってしまったため、1人あたり12~13本を食べなくてはならなくなったことです。
もちろん、種類は鶏とろ串オンリーです。


まぁでも案外ペロッと食べられてしまいましたね。

AYUちゃんたちは、コロダッチを使ってじゃがいものチーズ焼きを作ってくれました。




食事の後は焚き火を囲んでまったり。



珍しく、ウイスキーをちびりちびりとやります。





23時過ぎに就寝。
この時間には15℃くらいなので、けっこう肌寒く感じます。







※冒頭からずっとお読みになっている方、水分補給タイムです。





DAY2(5/4)


8時前に起床。
暑くもなく寒くもない気温で、ぐっすり眠れました。



素晴らしい天気!


GWのキャンプ場とは思えないくらい静かなサイト。


こんな雰囲気の中でコーヒーを淹れられると思うと、物欲41号も気合が入るというものです。




AYUちゃんをはじめ、みんなにもコーヒーを淹れて差し上げます。




朝のコーヒーを楽しんだら朝食の準備を始めます。


飯盒でお米を炊きます。


我が家の冷凍庫に何ヶ月も保管されていた鹿児島直送の鯵の干物。


これを炭火で焼きます。



せっかくキャンプに来たのだから、キャンプらしく炭や薪で調理をしよう!



…後から合流する人も含めて、このメンバーにはそういう感覚は一切ありません。


炭や薪で調理をすることが当然だと思っているので、何の特別感も無いのです。
ただ、生きるために薪をくべ、生きるために炭を熾しているにすぎないのです。


インスタ映えとか、そんな一切の邪念が添加されていない、ある意味オーガニックなゴハンが美味しくないワケがありません。







朝食を済ませてしばらくのんびりしたら、丹波山村を散策しに出掛けます。



橋を渡ってキャンプ場を出て、少し歩いたところにパン屋さんを発見!


きのしたベーカリーさんというそうです。


オシャレな佇まいだけでなく、作るパンには相当こだわっているようです。



この時はほとんどの商品が売り切れで、もう少ししたらカレーパンが焼き上がるとのことでしたが、我々はこれから出掛けるところなので残念ながら買うワケにはいきませんでした…。


キャンプ場から10分くらい歩くと、観光の中心地があります。






この景色、どこかに似てるなぁ…と思ったのですが、上高地の河童橋あたりの景色によく似ています。
※推定140ℓの荷物を持って行った上高地・小梨平でのキャンプレポはこちら



このやまびこ橋、人が歩くと音楽が流れます♪


ほぼ4ヶ月前の話なので、何の曲だったかは忘れました。



利用者専用の釣り堀というユニークなシステムです。
この釣り堀の周りで、たくさんの方がBBQを楽しんでいました。



川を挟んで反対側にあるのが道の駅です。
そう言えば、この道の駅にかつて一瞬だけ立ち寄ったことを思い出しました。


そんなこんなで川沿いをゆっくり歩いて着いたのがこちら。


「のめこい湯」という温泉施設です。



GWなのでそこそこの人数のお客さんがいましたが、大混雑ということもなく、適度なゆとりがあってゆったりお風呂を楽しめました。
また、ここの泉質、かなりイイです☆

詳しいことはこちらのホームページをご参照ください。



温泉に入ってさっぱりしたら、また村内を散策しながらキャンプ場に戻ります。

川沿いには売店や食事処があり、多くの人で賑わっています。





やまびこからちょっと奥に入ると、ちょっとした滝もあります。




丹波山村に来る途中の景色や雰囲気、また少し歩いてみて、
「なんとなく道志村と雰囲気が似てるなぁ」
と思いました。

周りを山に囲まれた谷にあること。川沿いにあること。
アクセスは決して良くないためあまり知られていないが、道の駅は人気で、村内に温泉もあって、実は観光地として良いところであること。

我々が丹波山村に来たのはほぼ初めてですが、そんな気がしなかったのは、慣れ親しんだ道志に似ていたからかもしれません。



そんなこんなでキャンプ場に戻る途中に、ダメ元できのしたベーカリーさんを覗いたら、ラッキーにもカレーパンが残っていたので、こちらを買ってキャンプ場に戻ります。




キャンプ場に続く橋を渡ろうとしたら、前を車が走っています。


これでお分かりだと思いますが、この橋は軽自動車じゃないと渡れません。

そして、このクルマの主は、KINGさんとひとちゃんです。


仕事の都合で今日から合流です。

二人が設営していようがそんなこと気にも留めず、7010くん&AYUちゃんと我々は先ほどのカレーパンとともにかんぱ~い♪




KINGさんとひとちゃんからは、毎年気の利いた誕生日プレゼントいただいているので、今日は我々から二人に誕生日プレゼントをお渡しします。



ユニフレームの薪グリルを差し上げました。
前述のとおり、このメンバーは薪や炭で調理をすることが当たり前なので、有意義に活用してもらえるのではないかと思い、薪グリルをチョイスしました。

キャンプギアのみならずギターなど41号が使っているモノにはだいたい文句しか言わないKINGさんにも喜んでいただいたようでよかったです。




時刻は16時を過ぎたところなので、何ゴハンなのかはよく分かりませんが、AYUちゃんたちがユニークなチーズフォンデュを用意してくれました♪


この穴に、下茹で済みの野菜など入れて、そこにチーズを入れ、白ワインを少し垂らして食べるのです。


これ、みんなでワイワイ言いながら楽しめるし、美味しかったです☆

それにしても、7010くんとAYUちゃんから、ガスを燃料とした調理器具が出てきたことに多少の驚きを禁じえませんでした(笑)




夕方にコーヒーのリクエストがありました。


ひとちゃんと7010くんに淹れて差し上げます。








19時の気温は約11℃。


5月上旬にしてはかなり肌寒く感じます。


みんなそれぞれ調理タイム。



KINGさんとひとちゃんは、さっそく薪グリルを使ってくれています♪





オクラの肉巻き…美味しかったです♪


我々はダッチオーブンを火にかけ…



肉だんごうどん汁を作りました。
前述のとおり肌寒かったので、温かい汁ものはみんなに喜んでもらえました(^^)


みんなでいただきま~す♪




食後は焚き火を囲んでまったり過ごします。



7010くんがポロロンと爪弾いてくれます。



時にはウインナーをクルクルします。




そんなこんなで日付が変わる頃は5℃を下回りました。








DAY3:5/5(土)


6時頃に起床。


テントの中は約11℃と、イイ感じの気温です。


木漏れ日の中、ゴリゴリして入れるコーヒーは最高に美味しいワケです。



起きて来た順に、皆さんにも淹れて差し上げます。



今朝のメニューは、コールマンのHPに載っていたレシピを参考に、ひとちゃんが用意してくれたクスクスピラフ。



女性陣が中心となって朝食の準備をしてくれます。



クスクスとは「世界一小さなパスタ」らしいですね。


初めて食べましたが、美味しかったです♪


こちらもひとちゃんが用意してきてくれたトマトの煮びたし(で合ってるかな?)



サンガリアラムネとともに、いただきます!







朝食を食べたばかりですが、10時の開店に合わせて、きのしたベーカリーにパンを買いに行きます。

余裕を持って開店10分前にお店の前に着きましたが、その時点で既に2~3組のお客さんがお待ちでした。

その後も開店時間が近づくにつれて我々の後ろにお客さんがどんどん並び始め、開店直前には30人くらいの列になっていました。
多少の行列になることは想定していましたが、ここまでの行列は想定外でした。
早めに来てよかった(^^;)

いよいよオープン!



前日から既に、どんなパンがあるのか確認していました。

ただ、その中から取捨選択するというよりは、結果としてほとんどの種類のパンを買いました。
だって美味しそうだったんだもん。




塩パン


クロワッサン


紅茶のメロンパン


帰りのクルマの中や、帰宅後にも食べました。
もちろん、美味しかったです☆☆☆




しばらくキャンプ場内でのんびり。









みんな今日が撤収日ですが、翌日に用事がある我々は、みんなより少し早めに片付けて、キャンプ場を後にしました。




設備は最低限ですが、むしろそのおかげでこのキャンプ場を選ぶ人が限られ、結果としてGWでもゆったりと過ごせました。
秋に来たら、また違った雰囲気が楽しめるのだろうと思います。
管理人さんも頻繁に場内を見て回り、困っていそうな人がいたら声を掛けていらっしゃいました。
こんなアットホームな雰囲気も道志のキャンプ場に似ていて、我々が居心地の良さを感じるところなのかもしれません。

丹波山村全体としても、とてもい居心地のいいところでした。


ということで、GW前半から通算すると4泊5日のキャンプツアーはこれにて幕を閉じました。



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