キャンプのオファーが絶えない我々ですが、この週末はどなたからもオファーが無いというミラクルが起こったので、夫婦二人でキャンプに行くことにしました。
その前の週も、急なお誘いにも関わらず問題なくキャンプに行けたのですが、もちろんそれもミラクルに違いありません。
行き先は、我々のホームと呼んで憚らないニュー田代オートキャンプ場(以下、NTSです)。
NTSは前日の4/25から今シーズンの営業を開始したので、オープン早々に行っておかねばというワケです。
GW前半の初日ということでそれなりに予約が入っているようです。
当初はEサイトを検討していたのですが、既に予約が入っているとのことだったので、今回はDサイトでお願いしました。
いつも通り6時に自宅を出発し、順調に8時前に到着。
普段はこのようなパイロンは立っていないのですが、この日は予約済みのサイトにはこのように予約者の名前が書かれたパイロンが立っていました。
予約していない方が来て勝手に張らないようにするためのものでしょう。
言うまでもありませんが、実際には本名が書かれています。
Dサイトとなった時点で幕の選定とレイアウトは十分に検討済みなので、さっさと設営を始めます。
今回は寝床にノルハイム3、荷物置き場兼寒かった時の避難場所にツインブラザーズを張りました。
NTSのDサイトは縦長のサイトにつき大型幕は張りにくいので、比較的小さめの幕を2つ張りました。
設営が終わったら、さっそくかんぱ~い♪
特にやることが無いのでのんびり過ごします。
場内を散策し、どれくらいお客さんが入っているのか確認しようと思いましたが、まだこの時間では到着していないお客さんが多く、
「GWなのにこの程度のお客さんで大丈夫か!?」
と無用な心配をしてしまいそうなので、しばらくサイトの中でのんびり過ごします。
Dサイトには電源が設置されているので、電源を引っ張りスピーカーを設置し、好きな音楽を流せます。
トラットリアのオムニバス、ピチカート、ヴィナペ、コーネリアス…
この日は渋谷系のオンパレードでした。
それにしても、キャンプ場に自前の延長コードを持参するようになったとは…我が家のキャンプスタイルも変わったものです。
10時半頃になったので、そろそろお金でもお支払いに行くかと、場内の管理棟に行きます。
おや?
Bサイトのトイレの前に何となく見覚えのある方が…
なんと、
daiさんでした!
daiさんファミリーは見晴らしのいいフリーサイトがお好みだと伺っていたので、まさかNTSでお会いできるとは思いませんでした♪
完全にノーマークでした。
奥様ともご挨拶し、再会を喜びます♪
もしかしたら我々が居るかもと予想していたとのこと。
う~ん、読みが鋭い!
Fサイトにいらっしゃるとのことで、設営が終わった頃に改めてお邪魔させていただくことにします。
管理人さんにお金をお支払し、
「Fサイトのお客さんも友達なんですよ~」
と、さも我々がNTSの繁盛に貢献したかのようなアピールは、今後も引き続き良好な関係を保つためにも欠かせません。
そして、格安の薪を購入してサイトに戻ります。
この大きなカゴ1杯で300円です。
あくまでも感覚値ですが、一般的なキャンプ場で売られている薪の3倍近い量になります。
「1杯」と「いっぱい」をかけた親しみやすいユーモアのセンスもNTSの魅力の1つです。
サイトに戻り一休みしたところで、再びFサイトを覗きに行きます。
上から眺めたところ、ご一緒される方々もお見えのようですので、ご挨拶も兼ねてお邪魔します。
今回はノリキャンパーさんとドロボーさんとご一緒で、さらには夜には
石川さんもお見えになるとのこと。
ノリキャンパーさん(以下、ノリさん)は、以前からお名前を知っていたにも関わらず、今まで一度も絡んだことがなかったのでお会いできて嬉しかったです♪
ドロボーさんはノンブロガーさんですが、こちらも色んな方のブログでお名前を拝見するので、我々はドロボーさんのことを存じ上げていました。
「はじめまして、ドロボーです」
「はじめまして、物欲夫婦です」
こんな挨拶は半径3m以内でしか出来ません。
っていうか、この時にそういう挨拶をしたかも記憶が定かではありません。
お互い口籠ってしまい、daiさんとノリさんに紹介していただいたような…(^^;)
せっかくなので、皆さんと一緒にかんぱ~い♪
この日は天気がよく、開放的なFサイトは直射日光がガンガン当たりますが、そこはdaiさんのタトンカがいい仕事をしています。
くっきりした影を作ってくれるので、しばらくその下でノンビリさせていただきます。
ノリさんはタープの張り方に納得がいかないようで、何度か張り直していました。
※うっかり写真を撮り忘れたのでdaiさんのブログから拝借しました。
ドロボーさんはピルツ15です。
daiさんは今回、Piru6&タトンカをチョイスです。
※うっかり写真を撮り忘れたのでdaiさんのブログから拝借しました。
そろそろ皆さんがランチを召し上がるとのことで、我々は一旦自分のサイトに引き上げます。
「せっかくだから一緒に食べればいいじゃん」
とお思いになる方もいらっしゃるかもしれません。
でもそれは出来ない相談なのです。
何故なら、今回は我々二人だけだと思っていたので、お裾分けできるような料理を用意していないからです。
完全に油断していました。
そそくさとサイトに戻り、我々も昼食の準備に取り掛かります。
本日のメニューは、ガパオライスです。
温めるだけで美味しい、いなばのとりそぼろとバジル(本場タイで製造)。
さすがにこれを皆さんとシェアして一緒に食べる勇気は我々にはありません。
まずお米を研いで、火にかけます。
ライスクッカーが煤で真っ黒になりますが、そんなことは一切気にしません。
お米が炊き上がり、蒸らしている間に、缶のフタを開けて温めると同時に、目玉焼きを焼きます。
なお、今回のキャンプにおける調理器具の燃料は薪オンリーです。
バーナーなんて近代的なモノなんぞ使いません。
野蛮人と言われても構いません。
全ては焚き火で調理をします。
Back to Natureなのです。
おかさん&
とんたんさんのように、普段から焚き火のみで調理されている方もいらっしゃいますが、我々にとっては初めての試みなので、偉そうに言ってみます。
なおこれも、薪を格安で使えるNTSだから出来る試みです。
ここで大活躍したのが、スノーピークのPinchers "Hibasami"です。
我が家が以前使用していた炭ばさみは何年も前にOHYSで購入したものです。
長年使っているうちに先端がうまくかみ合わなくなり、薪や炭を挟み難くなっていました。
恐らくどこかでkamomeさんのモノと入れ替わっている気がします。
あ、OHYSはOne Hundred Yen Shopの略です。
浸透しそうもないので二度と書きませんが。
そんな中、15号が
「ちゃんと挟めるモノが欲しい」
ということで、清水の舞台から飛び降りる覚悟で、少し前にSPの高級火ばさみを購入しました。
熱々になった缶を手で持って火から下ろすワケにはいきません。
皮手袋という手もありますが、缶の中の具が手袋に付いてしまっては面白くありません。
そこで、この火ばさみで缶を挟むワケです。
火から下ろす際、うっかり缶を落そうものなら大惨事となるところですが、そんな心配は無用です。
さすがに高いだけのことはあって抜群のグリップ性能を誇ります。
しっかりと挟んでくれました。
缶を挟んで火から下ろす予定がある方には、SPの火ばさみを購入されることをおススメしたいと思います。
火ばさみについて熱く語っている間にご飯も美味しそうに炊き上がりました。
出来上がったガパオライスがこちら。
盛り付けがカレーっぽくなってしまったことは甚だ遺憾ですが、味に変わりはありません。
なお、41号は普通に美味しく食べましたが、15号は普通にお店で食べるガパオライスの方がお好みのようです。
確かに、少々独特な甘みがありました。
昼食を済ませてのんびりしていたら、daiさんたちが遊びに来てくれました♪
そこで、ここぞとばかりに
「専用の流しと電源があってとっても便利♪」
「少し奥まったところにあるのでプライベート感抜群☆」
「周囲を木に囲まれているので、夏でもタープ要らず」
「混雑時には3つのサイトに区画できる仕様になっているが、そういう状況を見たことが無い」
「野生のネズミに出会えるチャンスがある」
と、Dサイトの魅力を存分にアピールします。
ただ、サイトの脇が川に向かって崖になっているので、小さいお子さんがいると少々心配でしょうね。
しばらくお話しした後、男性陣は川に降りて行きました。
皆さんがお戻りになった後は、またしばらくのんびりします。
渋谷系の曲を聴きながらノリノリで昼寝をします。
気が付いたら少し日が陰ってきたので、温かいものを飲みます。
賞味期限が1ヶ月過ぎたチャイの素で作ったチャイ。
珍しく初日に淹れるコーヒー。
そろそろ夕食の支度に取り掛かります。
今夜のメニューは、鶏肉ときのこのスープです。
もちろん、焚き火で調理します。
すると、Eサイトにお越しになっているファミリーの奥様が我々のサイトにお見えになりました。
サインと記念写真に応じる準備をしようかと思ったのですが、用件はそうではないようです。
どうやらマナスルストーブに点火するにあたって必要な予熱用のアルコールをお忘れになってしまった模様。
普段なら我々もヴェイパラックスの予熱のためにアルコールを持って来ているのですが、今日はWGのランタンなので持って来ていません。
ただ、灯油でもプレヒートできるのでその旨をお伝えしたところ、やったことがないので少々不安…とのこと。
「じゃあ見に行きましょうか」
ということで、サイトにお邪魔しました。
なお、物欲41号はマナスルストーブは使ったことがありません。
とは言え、基本的な構造はさほど変わらないので、取説を拝見し、手順通りに点火させました。
一仕事終えた満足感に浸りながら自分たちのサイトに戻ると、管理人の奥様が採れたてのワサビを持って来てくれました。
わざわざおろし金も貸してくださったのですが、今回のメニューにはワサビに合う料理が無いので、自宅に持ち帰ってから美味しくいただきました♪
管理人さん、いつもいつもお心遣いいただきありがとうございますm(__)m
すると入れ替わりに、先ほどマナスル点火のお手伝いをしたファミリーさんがお見えになりました。
旦那さんは外国の方で、ハンサムさんです。
41号も英語で対応する準備が出来ていたのですが、旦那さんは日本語がペラペラです。
奥さんは日本の方で、元気でキュートな方です。
つまり息子さんはハーフということになります。
とっても可愛かったです(^^)
先ほどのお礼ということで、高級お菓子をいただいてしまいました。
いやぁ、ただ火を点けただけなんですけどね(^^;)
高い授業料になってしまったようで、かえって申し訳ありませんでしたm(__)m
むしろ我々こそ、マナスルヒーターに触れる貴重な機会をいただきお礼を申し上げたいくらいです(^^)
そんなこんなでスープが十分煮込まれたので夕食を食べます。
これ、見た目は和風っぽいですが、コンソメベースなので洋風の味なのです。
夕食を済ませたら、今度は自分たちのイスと焼酎、多少の食料を持って、ガッツリとFサイトにお邪魔します。
皆さんもお食事を済ませて、ちょうどこれから焚き火を囲むところだったので、我々も混ぜてもらいました。
何となく小腹が空いたので、ソーセージを焼きましょうということになりました。
ドロボーさんからは埼玉が世界に誇るサイボクハムの高級ソーセージをご提供いただきました☆
我が家も持参したソーセージを出しました。
この時我々は、以前C&Cで
383さん(銀ちゃん)にいただいた伸びるフォークを颯爽と取り出したのですが、皆さんも違うタイプの伸びるフォークを取り出したことには驚きを隠し切れませんでした。
このメンバーでキャンプをする際には、伸びるフォークは必携だということが分かりました。
焚き火で炙りながら食べるソーセージは普段以上に美味しく感じました♪
また、daiさんの奥さんからケーク・サレをいただきました。
名前を聞いたことはありましたが、初めて食べました。
これ、とっても美味しかったです☆
静かに焚き火を囲みつつ、高級ソーセージ談義に花を咲かせていた22:30頃、1台のクルマがFサイトに入ってきました。
ようやく石川さんの登場です。
石川さんはお仕事が終わった後、お一人で道志まで駆けつけてくれました。
石川さんはさっそく設営を始めます。
今日の幕は我が家でも使うヒルバーグ:スタイカなので、お手伝いして差し上げようと思いました。
ポールを伸ばしたりしてみますが、他の方々は一向に手伝う気配がありません。
どうやら石川さんは、設営さえできればキャンプじゃなくても構わないというくらいテントの設営が大好きなようです。
なので、皆さんは石川さんの楽しみを奪わないよう、あえてノータッチだったというワケです。
それに引き換え、41号は余計なことをしてしまいました。
石川さん、ポールを伸ばしてしまい申し訳ありませんでしたm(__)m
というワケで、石川さんを放置して焚き火を囲みながら引き続き談笑します。
設営を終えて満足げな石川さんも焚き火の輪に加わったので、改めてかんぱ~い♪
石川さんの夕食クイズに始まり、色んな話をして盛り上がりました♪
夜が更けてきたので、眠くなった人は自分ペースでテントに戻ります。
ノリさんは安定のイス寝落ちです。
この日はとてもいい天気でしたが、4月の道志は夜になるとまだかなり冷え込みます。
そこで、ノリさんのヘキサライトに移動して、daiさんのストーブに点火します。
暖かい幕の中で石川さん、daiさんと3人でしっぽりとお話ししました。
3時頃、お開きに。
キャンプでここまで起きてたのは久しぶりです。
それだけ楽しい時間だったということです♪
石川さんは11時までにはご自宅にお戻りならなければならないとのことで、遅くとも9:30にはここを出るとのこと。
なので、翌日も石川さんと少しでも長くお話しできるよう、6時に目覚ましをセットして就寝しました。
翌朝。
スッキリと7:20に起床。
はて?
7:20?
これはいったいどういうことでしょう?
目覚ましを止めた記憶など全くありません(--;)
とにかく慌ててテントから出ます。
そんな様子を少し先に起きていた15号が激写します。
それにしても、今日もいい天気です♪
慌てつつも、朝のコーヒーを入れる準備をしていたところ、ちょうど石川さん、daiさん&息子さん、ノリさんが遊びに来てくれました♪
危ないところでした。
皆さんにコーヒーを淹れて差し上げようと思いますが、せっかくなのでdaiさんの息子さんにゴリゴリと豆を挽いてもらいます。
お湯を沸かさなければ始まらないので、やかんに水を入れ、焚き火の上に吊るします。
その間、コーヒー待ちのお客さんが列をなしています。
なので、「薪オンリー」などというテーマはあっさり捨て去り、MUKAでお湯を沸かすことにしました。
意外と柔軟性が高いのがカフェ&バー物欲の売りでもあります。
お湯が沸いたら、石川さん、daiさん、ノリさんにコーヒーを淹れて差し上げます。
daiさんの息子さんにはミルクとシロップたっぷりの甘~いカフェオレを淹れて差し上げます。
光栄にも物欲コーヒーでの乾杯写真を撮っていただいています(笑)
素人が淹れてる普通のコーヒーなんですけどね(^^;)
皆さんがお戻りになった後、我が家も朝食とします。
肉まん&あんまんをホットサンドメーカーに挟み、焚き火に突っ込みます。
あっという間に出来上がりました。
是非kamomeさんにもこのワイルドさを見習っていただきたいものです。
朝食後、トイレに行きがてら管理棟のあるサイトから皆さんがいるFサイトを見下ろします。
「見下ろします」と「見下します」では「ろ」の有無でえらい違いですが、もちろんこの場合「ろ」がある方です。
この時点ではまだ石川さんは撤収の最中のようだったので、改めてご挨拶にお伺いすることとして、一旦サイトに戻ってのんびりします。
するとちょうど9:30頃、石川さんが息を切らせて我々のサイトまでお帰りのご挨拶にわざわざ来てくださいました。
我々の方からご挨拶に伺おうと思っていたのに、これは痛恨のミスです(>_<)
石川さん、お時間が無い中、ご丁寧にお越しくださってありがとうございましたm(__)m
今回はニセ小鳥スタイルに近いエクストリームキャンプでしたが、また是非ゆっくりご一緒しましょう(^^)/
我々の仲間とも是非一緒にキャンプしてください(^^)
我々も撤収作業を行ない、11時頃にはDサイトをキレイに片付け、daiさんたちがいるFサイトに移動します。
ここでまたしばらくお話しさせていただきます。
daiさんのお子さんたち、ドロボーさんのお子さんたちとも遊ばせていただきます。
お姉ちゃんたちが木登りをしている様子を見ていたドロボーさんの息子さんが「オレにも登らせろ」という目で見るので、抱っこして登らせてあげました。
大変ご満悦の様子です。
チョーかわいい♪
daiさんの息子さんとはキャッチボールをします。
投球フォームについてアドバイスする41号が得意な種目はサッカーです。
12時になり、皆さんが昼食を召し上がります。
我々はそろそろ帰るので昼食を食べる必要はありませんが、どうやら我々が羨ましそうな目で見ていたのか、daiさんからベーコンをいただきました♪
実はこれ、昨日の夜から食べたかったんです!
すごく美味しかったです♪
ありがとうございました(^^)
ランチを済ませ、皆さんはこれから川に遊びに行くということだったので、ここで我々はお先に失礼しました。
今回は夫婦二人だけだと思っていたら、思わぬ再会や出会いがありました。
ノンビリしたい時はノンビリできたし、皆さんとお話ししたい時はお話しできたので、一粒で二度美味しい、とってもバランスのいいキャンプとなりました☆
しかも、NTSでご一緒出来たのは嬉しかったですねぇ(^^)
daiさん、石川さん、ノリさん、ドロボーさん、どうもありがとうございましたm(__)m
今度は偶然ではなく、計画して是非ご一緒しましょう(^^)/
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